【ポケモンSV S2シングル最終48位(レート2195)"ラウドボーン軸 対面トリパ"】

こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。 

今回、ポケモンSVシングルランキングマッチ~シーズン2~にて、最終2桁順位を達成したため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。

【最終結果】

 

TN:まつみくろ

順位:48位

レート:2195

【意識したポイント】

・初手(特にドラゴン対面)で不利を取らない

・vsカイリューへの回答

・先入観にとらわれず、自分の頭で強いポケモンを考えて試す

【構築経緯】

 しばらくの間ポケモンを離れていましたが、ポケモン新作ということで久々にバトル挑戦。第1シーズンでは最終日でボコボコにされたためリベンジを誓いつつも、現環境のポケモン対戦は残り1か月しかないので、色々なポケモンを使いたいなと思い今シーズンに挑みました。

 色々なポケモンを使う中で、晴れ&炎テラスタル&眼鏡スコヴィランを使用した際に、相手がどんなテラスタルであろうと問答無用で一撃で倒すことができ、テラスタルで頭を悩ませることがなくなるほどの高火力をとても魅力に感じました。その晴パ自体は 

・選出時点で戦略が丸わかり ・先制技に弱い ・命中不安技への依存度の高さ 

という理由で最後まで使用しませんでしたが、そこから着想を得て、トリックルーム下でフレアソングを連打する炎テラス眼鏡ラウドボーンが上記の弱点を解消しつつ晴れスコヴィランに近い、全抜きを狙える動きが出来ると考え、この子を構築のスタートとしました。

 さて相方。トリル始動ポケモンを探します。

・行動保証を持つ ・自主退場が出来る ・選出時点でトリル展開を秘匿できる ・ある程度の対面性能を持ち合わせる

ことを条件に探し、ばけのかわによる行動保証を持ち、呪いによる疑似自主退場が出来るミミッキュをトリル始動要員として採用しました。

 によるトリル展開は前シーズンでも使用しており、手応えはあったものの、の前に出す初手ポケモンが定まらず、数的不利のままに繋ぐことになり、トリルターンが切れてそのまま負け、となることが多々。特に初手ドラゴンのテラスタルじゃんけんに対して全く対応できずにいました。そのため初手vsドラゴンを意識しながら、多くの相手に有利を取れる、また全抜き補助のためにステルスロックを撒けるポケモンとして、HBベースでステロ&ドラテを持つフェアリーテラスガブリアスを先発要員として採用しました。

 を基本選出として、ここからは補完を考えます。

 が展開要員として優秀なため、トリル以外の選択肢として別のアタッカーを探すことに。まず採用したのが、トリル展開でもトリル非採用でも対応できるHA珠ドドゲザン。でしたが、想定外からの格闘技や補助技、不意打ちへの依存などがネックで上手く扱えず。またこれはドドゲザンだけの問題ではないのですが、あまりにもカイリューにボコボコにされたので、カイリューに強いアタッカーを再度検討。とはいえ氷タイプやフェアリータイプを採用しようにも、テラスタルを切られれば簡単に対応されてしまいます…。頭を悩ませた末、特性かたやぶりを持ちデカハンマーという超高火力技を使用できるデカヌチャンを、AS珠&剣舞型のアタッカーとして採用しました。

 ここまでのメンバーで苦手なポケモンを考えたときに、最初に出てきたのがヘイラッシャ。次にゲンガーやマスカ―ニャなどの高速タスキ持ちポケモン。加えてキノガッサ。またここまでで地面の一貫があるため浮いているポケモンが欲しい。これらの要素を持ち合わせるポケモンを探したところ、S種族値125かつ電気・飛行という優秀なタイプを持つタイカイデンが要素を満たしていたため、タスキを持たせて採用しました。

 さらにここまでで、セグレイブ、サザンドラ、ドドゲザンが対処困難なため、それらに対して後出しが出来、かつ受けにくるヘイラッシャなどに対して負荷をかけることができる拘り鉢巻持ち水ケンタロスを採用し、パーティが完成しました。

 最終的なメンバーは。だいぶ奇抜なメンバー&型構成となりましたが、決して奇をてらうだけではない、自分らしいパーティが出来たと思います。

【コンセプト】

の高火力フレアソングをトリル下で押し付ける

・積み技や高火力によってサイクルを回させない

・相手の想定外からの勝ち筋をつくりだす

【個別解説】

※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。

   また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。

 なお、ポケモンは採用順に記載しております。

〇ラウドボーン

テラスタイプ:ほのお

性格:れいせい

特性:てんねん

持ち物:こだわりメガネ

実数値:211(252) - 89 - 120 - 178(252) - 96(4) - 69

技:フレアソング/シャド―ボール/だいちのちから/オーバーヒート

調整意図:HC極振り

      S→無振り50族抜かれ(トリル下で先制)調整

本構築のコンセプトにしてトリルエース。

威力80かつ確定で特攻が1段階上昇するフレアソングは、トリックルームによる素早さ操作との相性が抜群。

メガネと炎テラスタルにより火力を底上げし、トリル下で思考停止フレアソングを連打するのが本構築のコンセプトです。

通常の耐久とは比較にならないほどの高火力を出すことができ、半減だろうがゴリ押しできます。基本的に眼鏡を読まれることはないので、相手の不意を突けることも多々ありました。

また特性てんねんにより、ウルガモスの蝶の舞やカイリューの竜の舞などの強力な能力上昇を無効化することができ、さらに耐久もあるため非トリル下でも機能します。

技構成ですが、フレアソングは確定で、タイプ一致のシャド―ボールと、もらい火持ちやドヒドイデに刺さるだいちのちから、最大瞬間火力を出せるオーバーヒートを採用。特にオーバーヒートは強力で、超火力オーバーヒートで数的有利をとり、一度ひっこめてミミッキュでトリルを起動し残りをフレアソングで一掃する、という動きを取ることができます。

Sラインは悩ましいところで、最遅はもちろん、下降補正なしや、非トリル下を意識するなら準速ドドゲザン抜きまで選択肢になるかと思います。個人的には、非トリル下でカバルドンの上からオーバーヒートを撃て、かつトリル下で確実にドドゲザンの上を取れるこのSラインが最も適しているのでは、と考えています。

ミミッキュ

テラスタイプ:はがね

性格:いじっぱり

特性:ばけのかわ

持ち物:ゴツゴツメット

実数値:159(228) - 156(252) -104(28) - 63 - 125 -116

技:じゃれつく/かげうち/のろい/トリックルーム

調整意図:A→極振り

     H→16n-1調整

     残りB

ラウドボーンの相方で、トリックルームの始動要員。

ばけのかわによる行動保証が強く、またトリックルーム搭載を悟られにくい点が強みです。

Aを特化させておりますが、これは先発で1:1交換できなかった場合に処理できる範囲を広げるためと、ある程度の単体性能を確保するためです。持ち物のゴツゴツメットは、トリルを始動しながらも相手を削り、の射程圏内へ入れやすくするためです。Sはあえて下げる選択肢もありますが、非トリル下で上から殴りたい場面もあると考え無補正無振りのままとしています。

技については、トリックルームはもちろん、タイプ一致のじゃれつくと先制技のかげうちを攻撃技として採用。それとHPを半分削ることで自主退場と削りが出来る呪いを採用しております。

ラスタルは鋼で、ばけのかわを貫通してくる、セグレイブのつららばりバンギラスのロックブラストを半減させてトリックルームをするためです。ちなみにですが、タイプが変わることで呪いが鈍いになり自主対象が出来なくなることに注意。私は1回やらかしました;;

ガブリアス

テラスタイプ:フェアリー

性格:いじっぱり

特性:さめはだ

持ち物:でんきだま

実数値:215(252) - 166(4) - 145(236) - 90 -106(4) - 124(12)

技:ドラゴンテール/じしん/なげつける/ステルスロック

調整意図:H→極振り

     B→ほぼ極振り

     S→最速60族抜き(準速キノガッサ抜き抜き)

     A→性格補正

ステロ撒きを担当する、パーティの切り込み隊長。

ステルスロックを撒けるポケモンの中でも、数値が圧倒的に高いうえに火力と特性による削り、フェアリーテラスタルを切った場合のvsドラゴンへの性能の高さにより、初手での安定感が抜群。

ドラゴン対面においては、テラスタルの圧力をかけつつ、持ち前の耐久力で耐えてからのでんきだま投げつけるが強烈に刺さります。仮にげきりんりゅうせいぐんを撃たれた場合は、の起点にできるのでシナジーがあり、極力テラスタルを温存できる立ち回りが可能です。にテラスタルを温存しておきたいので、緊急回避が求められる場面を除き、基本的には切りませんした。

技に関しては前述のステルスロックとなげつける、一致安定打点のじしんに加え、起点回避と後続確認、ダメージ蓄積が出来るドラゴンテールを採用しております。

性格をいじっぱりにしているのは削り性能向上のため。明確な役割対象がいるわけではないですが、最も実数値が高い攻撃に上昇補正をかけています。

〇デカヌチャン

テラスタイプ:じめん

性格:いじっぱり

特性:かたやぶり

持ち物:いのちのたま

実数値:165(36) - 139(252) - 98(4) - 81 - 126(4) - 141(212)

技:デカハンマー/じゃれつく/テラバースト/つるぎのまい

調整意図:A→極振り

     S→準速セグレイブ抜き抜き

     残り耐久

カイリューを駆逐するために誕生した、もうひとりのエース。

現環境はカイリューの強さも採用率もずば抜けており、対策必須であるものの、あまりにも型が多く、完全な対策は不可能な状況。私自身、何度も何度もカイリューにボコボコにされ、やけくそ気味にたどり着いたのが、アタッカー

アタッカーにするにはあまりにも低火力であり、耐久も素早さも微妙なため、結局上手く機能せずに終了・・・。かと思いましたが、まさかまさかの大活躍。

かたやぶり剣舞珠デカハンマーにより、HBカイリューであろうと確定1発で撃破。カイリューのテラスタルで特に多い飛行・ノーマル・フェアリーに対して等倍以上で通るため、安定して対応が出来、準速のカイリューよりも速いため上から叩け、かつ鋼タイプにより神速を半減できます。

中途半端な素早さラインだと思っていましたが、中速までのポケモン、例えばロトムやサーフゴー、セグレイブなどは型にもよりますが大体先制できるので、一度剣舞を積めれば相手のパーティを一気に崩しにいけます。肝心の積むタイミングについても、タイプの優秀さにより有利対面をつくれる場面が多く、さらには一般的にアンコールや電磁波などの知名度が高いため、型を誤認して引いてくれることも多々。

技構成は超高火力のデカハンマーとタイプ一致のじゃれつく、火力アップの剣舞。最後の一枠は地面テラスタルでのテラバーストとしています。鋼タイプのほか、ロトムに対して弱点を付けるのが強力で、有名実況者であるもこう先生が使用していた型から着想を得ています。非テラスタル時でも使えてかつS操作ができる地ならしも選択肢ですが、火力を重視してテラバーストとしています。

Sラインをもう少し下げて(例えば最速キノガッサ抜きや4振りガブリアス抜き)耐久に振ってもよさそうですが、カイリューやサーフゴーのSラインを特定できなかったので、ある程度安心できるラインまでSを振っています。

〇タイカイデン

テラスタイプ:でんき

性格:おくびょう

特性:かちき

持ち物:気合のタスキ

実数値:145 - 81 - 81(4) - 157(252) - 80 - 194(252)

技:10まんボルト/エアスラッシュ/ボルトチェンジ/がむしゃら

調整意図:CS極振り

剣盾世代の覇者であるサンダー、と同じタイプを持つ高速アタッカー。

上記までのポケモンで対応が厳しいヘイラッシャやキノガッサ、また地面の一貫を切ることができるポケモンを探していたら行きついたポケモン

気合のタスキを持たせるとはいえあまりにも低い耐久と、アタッカーを名乗るには微妙な火力であり、素早さが高くてタイプが優秀とはいえ、まともな活躍は難しい…。と思っていましたが、この子も予想を覆す活躍。

現環境の高速アタッカーであるマスカ―ニャやゲンガーに対して上を取れるため、有利に戦えるのが強み。ガブリアスに対してはエアラッシュで確定3発ではありますが、3割怯みを2回付与できるため、突破できることも多々。また現環境は電気技が一貫しやすく、幅広く殴り合えるのが強みです。

特性はそれぞれ優秀ですが、かちきを採用しています。ちくでんは電気無効となり非常に優秀ですが、先発起用が多いため能動的な発動機会は少ないと判断。かちきは不意の能力ダウンに強いのはもちろん、クエスパトラに対しては、守るによりSが逆転した後のルミナコリジョンによるDダウンを受けることで、C2段階上昇し返り討ちにすることができます。

技構成については安定火力の10万ボルトは確定で、対面操作技としてタイプ一致のボルトチェンジを採用。飛行技は前述のとおりエアスラッシュを採用。より火力を求めるならぼうふうという選択肢もありますが、あまりにも命中が低すぎます。最後の一枠は、はじめはvsタスキキノガッサピンポイントでダブルウイングを採用していましたが、打つ機会が一度もなかったのでがむしゃらに変更。タスキとの相性もよく強引に裏の圏内に持ち込めるのが強力で、特に最終日は1:1.9交換を何度もやってのけるなど大活躍でした。

ラスタルはでんきで、低い火力を補うものとなっています。氷やフェアリーにしてテラバーストを採用し、対ドラゴン性能を上げる選択肢もありますが、元々の火力の低さもあり、今回は非採用。

と、ここまでは良いことばかりを記載しましたが、結局のところ火力は微妙なので、選出しやすいからとりあえず先発で出すか、という考えは禁物。パワー不足で負けてしまうので、ちゃんと刺さっているポケモンがいるかを見極める必要があります。

ケンタロス(水)

テラスタイプ:フェアリー

性格:ようき

特性:いかく

持ち物:こだわりハチマキ

実数値:151(4) - 162(252) - 125 - 45 - 90 - 167(252)

技:レイジングブル/インファイト/テラバースト/アクアジェット

調整意図:AS極振り

タイプと特性により後出し能力を備える、高火力アタッカー。

ここまでのメンバーではセグレイブやサザンドラ、ドドゲザンなどの強力なアタッカーに対してかなり苦戦を強いられるため、それらへの切り返しとして採用。

タイプと特性が優秀で、上記の危険なアタッカーに対して後投げしつつ、その裏にいることが多いヘイラッシャに対して、ハチマキインファイトの火力を押し付けることができます。HBでも3発、ADなら2発で倒すことが可能です。ヘイラッシャはほぼ天然のため、インファイトの耐久ダウンを無視することができるのもありがたい。サザンドラに対しても、ドラゴン技非搭載かあっても打たないことが多いので、後出しし負荷をかけることが可能です。Sラインも最速サザンドラやセグレイブを抜くことができるので、後出し性能を持ちながらも、高速かつ高火力で殴ることができる優秀なポケモンでした。

技については、最大打点のインファイトは確定。水技はウェーブタックルとの選択です。今回はリスクがなく壁展開を崩せる技として、レイジングブルを採用しています。さらにフェアリーテラバーストを採用。vsドラゴンとの殴り合いで機能しました。最後の技は先制技のアクアジェットで、柔軟な使い方はできないもののハチマキのおかげでリーチを伸ばせるのが強みです。

選出時の注意点としては、こだわりのリスクが大きいこと。本構築はいわゆるクッション役はいないので、例えばサザンドラの対面でインファイトを打ったものの、サーフゴーが後出ししてきて無効化された場合、サーフゴーに安定して後出しできるポケモンがいません。だからと言ってサーフゴー読みでレイジングブルを打つ、という行動にもリスクは伴うので、難しい判断を迫られます。私は基本的には素直にインファイトを打っていましたが、2桁順位をかけた最後の2戦だけは交代読みレイジングブルを打ち、幸運にも無事通ってくれました。

【選出パターン(例)】

①ラウドボーンの通りがいい場合:@1・

<具体例>ウルガモスやサーフゴーなどがおり、ドラゴンタイプが2体以下

②デカヌチャンの通りがいい場合・@1

<具体例>カイリューがおり、よりSが高いポケモンが少ない

③タイカイデンの通りがいい場合・@2

<具体例>マスカ―ニャやクエスパトラ、ヘイラッシャがいる場合

ケンタロスの通りがいい場合・@2

<具体例>セグレイブ、ドドゲザン、サザンドラがいる場合

基本的には上記の4パターンです。

一応、基本選出はとしておりますが、先発からのスタートもかなり多く、最終日で特に多かった選出は

+or

oror +

選出率は >>> の順かなと思います。(体感ですが) 

【要注意ポケモン

サーフゴー:トリル展開の場合は一見カモなのですが、の呪いを無効化されるのがキツく、の後出しがしにくい。非トリル選出だとさらにつらく、インファイトを無効化されるうえにDが低いので基本的には勝てません。全員上を取られるスカーフ型が一番キツイです。のテラバーストをしっかり直撃させるよう立ち回ります。

ロトム:全ポケモンが基本的に不利を取るので本当にキツイです。大体初手に出てくるので、まずは型把握。から入ってステロを打ちつつ様子を見ます。よりSが遅いようならドラゴンテールでダメージを蓄積させつつ、の圏内に入れるように立ち回ります。また、の型破り地面テラバーストが刺さるので、出来る限りテラスタルを温存できるようにしたいです。

エスパトラ:ルミナコリジョンがガン刺さりなうえ、加速でより速く行動するし守るでトリルターンを稼いでくるしで非常に厄介。を選出し、初手はボルチェン→デカヌチャン引きで処理にしにいきます。守るを挟まれたら、ルミナコリジョンをタイカイデンで受けて勝ち気を発動し、10万ボルトで落としにいきます。タスキだったら…、ごめんなさいします。。。

ガブリアスの弱点である地面技が刺さり、特にハチマキだとが耐えきれません。先発で対面が作れれば、でんきだま投げつけるでSを逆転し、で縛れるようになります。積極的にを合わせたいわけではないですが、対面したとしても上からエアスラッシュを打ち込めるため、怯みも含めてなんとかなったりします。上手い人だとテラ氷を警戒して引いてくれたりすることも。

【vsカイリュー

現環境における最強ポケモンなので、個別解説。

選出段階での型判別、テラスタル判別が非常に困難なうえ、どの型も強い。特に耐久型については、テラスタルを切られると弱点を付けず、ハチマキですら受けきられてしまいます。

ただ共通点として、最速のカイリューはまずいません。マルチスケイルを貫通できるほどの火力さえ出せれば処理が可能。ただ神速もケアしなければならない…。

上の条件を満たせるポケモンが、個別解説でも書きましたが、でした。一度舞えればHBだろうがデカハンマーで確定1発なので、有利対面をつくりつつ舞っていく立ち回りができれば、苦にせず処理ができます。そのためを連れていけばなんとかなりました。

一方で、トリル展開も通せないことはないです。のステロが刺さり、も相性がいいので。さらに炎の渦型や龍舞飛行テラス型なら仮にトリルが切れても押し切れます。ただし、カイリューがテラスを切っていないとフレアソング連打で落としきれないことがあるので、相手の立ち回り次第・カイリューの型次第なことに注意。あと、厚底ブーツ持ちも多いのでステロに過信は禁物です。

最終日の終盤において、他のドラゴンがいる場合はそちらを優先されてあまり選出されないことに気づいたので、カイリューへの警戒は少し緩めました。

【おわりに】

新作が発売したため久々のポケモン復帰。前シーズンはいにしえの構築"ノオースタン"を使っておりましたが、最終日にボコボコにされて悔しい思いをしました。

今シーズンは前シーズンで結果を残したカイリュー&デカヌチャンなども使用しましたが、思うように勝てず。しっかり結果を残す有名強者の方々と比較して、プレイングも情報力(コミュニティ)も試合経験も圧倒的に劣っており、他人のマネをしても勝てないと改めて痛感。私が勝つには構築しかないと考えて、一般に想定されないような構成でなおかつ強いという、そんな(夢みたいな)構築をつくるため、色々なポケモンとその型を考えていました。

トリルがその取っ掛かりで、さらにが環境に刺さっていたことや珠剣舞が対カイリューをはじめ実戦レベルに機能したことなどは、実際に使ってみなければわからなかったことでした。どのポケモンもよく活躍してくれて、この子たちと結果を残したいと強く願っていたので、最終2桁を達成できて本当にうれしいです!

次シーズンからはパラドックスポケモンが解禁ということですが、まだどんなポケモンがいるのかよくわかっておらず(特にスカーレット)。高順位を目指して戦うのは楽しいのですが、実力云々以前にポケモンへ費やす時間を捻出するのがものすごく大変なので、今後はまったりとポケモンを楽しみつつ、いずれまたチャンスがあれば、高順位に挑戦したいと思います。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

twitterID:@96omakasepoke