【ポケモンSV S2シングル最終48位(レート2195)"ラウドボーン軸 対面トリパ"】
こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモンSVシングルランキングマッチ~シーズン2~にて、最終2桁順位を達成したため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
TN:まつみくろ
順位:48位
レート:2195
【意識したポイント】
・初手(特にドラゴン対面)で不利を取らない
・vsカイリューへの回答
・先入観にとらわれず、自分の頭で強いポケモンを考えて試す
【構築経緯】
しばらくの間ポケモンを離れていましたが、ポケモン新作ということで久々にバトル挑戦。第1シーズンでは最終日でボコボコにされたためリベンジを誓いつつも、現環境のポケモン対戦は残り1か月しかないので、色々なポケモンを使いたいなと思い今シーズンに挑みました。
色々なポケモンを使う中で、晴れ&炎テラスタル&眼鏡スコヴィランを使用した際に、相手がどんなテラスタルであろうと問答無用で一撃で倒すことができ、テラスタルで頭を悩ませることがなくなるほどの高火力をとても魅力に感じました。その晴パ自体は
・選出時点で戦略が丸わかり ・先制技に弱い ・命中不安技への依存度の高さ
という理由で最後まで使用しませんでしたが、そこから着想を得て、トリックルーム下でフレアソングを連打する炎テラス眼鏡ラウドボーンが上記の弱点を解消しつつ晴れスコヴィランに近い、全抜きを狙える動きが出来ると考え、この子を構築のスタートとしました。
さて相方。トリル始動ポケモンを探します。
・行動保証を持つ ・自主退場が出来る ・選出時点でトリル展開を秘匿できる ・ある程度の対面性能を持ち合わせる
ことを条件に探し、ばけのかわによる行動保証を持ち、呪いによる疑似自主退場が出来るミミッキュをトリル始動要員として採用しました。
によるトリル展開は前シーズンでも使用しており、手応えはあったものの、の前に出す初手ポケモンが定まらず、数的不利のままに繋ぐことになり、トリルターンが切れてそのまま負け、となることが多々。特に初手ドラゴンのテラスタルじゃんけんに対して全く対応できずにいました。そのため初手vsドラゴンを意識しながら、多くの相手に有利を取れる、また全抜き補助のためにステルスロックを撒けるポケモンとして、HBベースでステロ&ドラテを持つフェアリーテラスガブリアスを先発要員として採用しました。
を基本選出として、ここからは補完を考えます。
が展開要員として優秀なため、トリル以外の選択肢として別のアタッカーを探すことに。まず採用したのが、トリル展開でもトリル非採用でも対応できるHA珠ドドゲザン。でしたが、想定外からの格闘技や補助技、不意打ちへの依存などがネックで上手く扱えず。またこれはドドゲザンだけの問題ではないのですが、あまりにもカイリューにボコボコにされたので、カイリューに強いアタッカーを再度検討。とはいえ氷タイプやフェアリータイプを採用しようにも、テラスタルを切られれば簡単に対応されてしまいます…。頭を悩ませた末、特性かたやぶりを持ちデカハンマーという超高火力技を使用できるデカヌチャンを、AS珠&剣舞型のアタッカーとして採用しました。
ここまでのメンバーで苦手なポケモンを考えたときに、最初に出てきたのがヘイラッシャ。次にゲンガーやマスカ―ニャなどの高速タスキ持ちポケモン。加えてキノガッサ。またここまでで地面の一貫があるため浮いているポケモンが欲しい。これらの要素を持ち合わせるポケモンを探したところ、S種族値125かつ電気・飛行という優秀なタイプを持つタイカイデンが要素を満たしていたため、タスキを持たせて採用しました。
さらにここまでで、セグレイブ、サザンドラ、ドドゲザンが対処困難なため、それらに対して後出しが出来、かつ受けにくるヘイラッシャなどに対して負荷をかけることができる拘り鉢巻持ち水ケンタロスを採用し、パーティが完成しました。
最終的なメンバーは。だいぶ奇抜なメンバー&型構成となりましたが、決して奇をてらうだけではない、自分らしいパーティが出来たと思います。
【コンセプト】
・の高火力フレアソングをトリル下で押し付ける
・積み技や高火力によってサイクルを回させない
・相手の想定外からの勝ち筋をつくりだす
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇ラウドボーン
テラスタイプ:ほのお
性格:れいせい
特性:てんねん
持ち物:こだわりメガネ
実数値:211(252) - 89 - 120 - 178(252) - 96(4) - 69
技:フレアソング/シャド―ボール/だいちのちから/オーバーヒート
調整意図:HC極振り
S→無振り50族抜かれ(トリル下で先制)調整
本構築のコンセプトにしてトリルエース。
威力80かつ確定で特攻が1段階上昇するフレアソングは、トリックルームによる素早さ操作との相性が抜群。
メガネと炎テラスタルにより火力を底上げし、トリル下で思考停止フレアソングを連打するのが本構築のコンセプトです。
通常の耐久とは比較にならないほどの高火力を出すことができ、半減だろうがゴリ押しできます。基本的に眼鏡を読まれることはないので、相手の不意を突けることも多々ありました。
また特性てんねんにより、ウルガモスの蝶の舞やカイリューの竜の舞などの強力な能力上昇を無効化することができ、さらに耐久もあるため非トリル下でも機能します。
技構成ですが、フレアソングは確定で、タイプ一致のシャド―ボールと、もらい火持ちやドヒドイデに刺さるだいちのちから、最大瞬間火力を出せるオーバーヒートを採用。特にオーバーヒートは強力で、超火力オーバーヒートで数的有利をとり、一度ひっこめてミミッキュでトリルを起動し残りをフレアソングで一掃する、という動きを取ることができます。
Sラインは悩ましいところで、最遅はもちろん、下降補正なしや、非トリル下を意識するなら準速ドドゲザン抜きまで選択肢になるかと思います。個人的には、非トリル下でカバルドンの上からオーバーヒートを撃て、かつトリル下で確実にドドゲザンの上を取れるこのSラインが最も適しているのでは、と考えています。
〇ミミッキュ
テラスタイプ:はがね
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:159(228) - 156(252) -104(28) - 63 - 125 -116
技:じゃれつく/かげうち/のろい/トリックルーム
調整意図:A→極振り
H→16n-1調整
残りB
ラウドボーンの相方で、トリックルームの始動要員。
ばけのかわによる行動保証が強く、またトリックルーム搭載を悟られにくい点が強みです。
Aを特化させておりますが、これは先発で1:1交換できなかった場合に処理できる範囲を広げるためと、ある程度の単体性能を確保するためです。持ち物のゴツゴツメットは、トリルを始動しながらも相手を削り、の射程圏内へ入れやすくするためです。Sはあえて下げる選択肢もありますが、非トリル下で上から殴りたい場面もあると考え無補正無振りのままとしています。
技については、トリックルームはもちろん、タイプ一致のじゃれつくと先制技のかげうちを攻撃技として採用。それとHPを半分削ることで自主退場と削りが出来る呪いを採用しております。
テラスタルは鋼で、ばけのかわを貫通してくる、セグレイブのつららばりやバンギラスのロックブラストを半減させてトリックルームをするためです。ちなみにですが、タイプが変わることで呪いが鈍いになり自主対象が出来なくなることに注意。私は1回やらかしました;;
〇ガブリアス
テラスタイプ:フェアリー
性格:いじっぱり
特性:さめはだ
持ち物:でんきだま
実数値:215(252) - 166(4) - 145(236) - 90 -106(4) - 124(12)
調整意図:H→極振り
B→ほぼ極振り
S→最速60族抜き(準速キノガッサ抜き抜き)
A→性格補正
ステロ撒きを担当する、パーティの切り込み隊長。
ステルスロックを撒けるポケモンの中でも、数値が圧倒的に高いうえに火力と特性による削り、フェアリーテラスタルを切った場合のvsドラゴンへの性能の高さにより、初手での安定感が抜群。
ドラゴン対面においては、テラスタルの圧力をかけつつ、持ち前の耐久力で耐えてからのでんきだま投げつけるが強烈に刺さります。仮にげきりんやりゅうせいぐんを撃たれた場合は、の起点にできるのでシナジーがあり、極力テラスタルを温存できる立ち回りが可能です。にテラスタルを温存しておきたいので、緊急回避が求められる場面を除き、基本的には切りませんした。
技に関しては前述のステルスロックとなげつける、一致安定打点のじしんに加え、起点回避と後続確認、ダメージ蓄積が出来るドラゴンテールを採用しております。
性格をいじっぱりにしているのは削り性能向上のため。明確な役割対象がいるわけではないですが、最も実数値が高い攻撃に上昇補正をかけています。
〇デカヌチャン
テラスタイプ:じめん
性格:いじっぱり
特性:かたやぶり
持ち物:いのちのたま
実数値:165(36) - 139(252) - 98(4) - 81 - 126(4) - 141(212)
技:デカハンマー/じゃれつく/テラバースト/つるぎのまい
調整意図:A→極振り
S→準速セグレイブ抜き抜き
残り耐久
カイリューを駆逐するために誕生した、もうひとりのエース。
現環境はカイリューの強さも採用率もずば抜けており、対策必須であるものの、あまりにも型が多く、完全な対策は不可能な状況。私自身、何度も何度もカイリューにボコボコにされ、やけくそ気味にたどり着いたのが、アタッカー。
アタッカーにするにはあまりにも低火力であり、耐久も素早さも微妙なため、結局上手く機能せずに終了・・・。かと思いましたが、まさかまさかの大活躍。
かたやぶり剣舞珠デカハンマーにより、HBカイリューであろうと確定1発で撃破。カイリューのテラスタルで特に多い飛行・ノーマル・フェアリーに対して等倍以上で通るため、安定して対応が出来、準速のカイリューよりも速いため上から叩け、かつ鋼タイプにより神速を半減できます。
中途半端な素早さラインだと思っていましたが、中速までのポケモン、例えばロトムやサーフゴー、セグレイブなどは型にもよりますが大体先制できるので、一度剣舞を積めれば相手のパーティを一気に崩しにいけます。肝心の積むタイミングについても、タイプの優秀さにより有利対面をつくれる場面が多く、さらには一般的にアンコールや電磁波などの知名度が高いため、型を誤認して引いてくれることも多々。
技構成は超高火力のデカハンマーとタイプ一致のじゃれつく、火力アップの剣舞。最後の一枠は地面テラスタルでのテラバーストとしています。鋼タイプのほか、ロトムに対して弱点を付けるのが強力で、有名実況者であるもこう先生が使用していた型から着想を得ています。非テラスタル時でも使えてかつS操作ができる地ならしも選択肢ですが、火力を重視してテラバーストとしています。
Sラインをもう少し下げて(例えば最速キノガッサ抜きや4振りガブリアス抜き)耐久に振ってもよさそうですが、カイリューやサーフゴーのSラインを特定できなかったので、ある程度安心できるラインまでSを振っています。
〇タイカイデン
テラスタイプ:でんき
性格:おくびょう
特性:かちき
持ち物:気合のタスキ
実数値:145 - 81 - 81(4) - 157(252) - 80 - 194(252)
技:10まんボルト/エアスラッシュ/ボルトチェンジ/がむしゃら
調整意図:CS極振り
剣盾世代の覇者であるサンダー、と同じタイプを持つ高速アタッカー。
上記までのポケモンで対応が厳しいヘイラッシャやキノガッサ、また地面の一貫を切ることができるポケモンを探していたら行きついたポケモン。
気合のタスキを持たせるとはいえあまりにも低い耐久と、アタッカーを名乗るには微妙な火力であり、素早さが高くてタイプが優秀とはいえ、まともな活躍は難しい…。と思っていましたが、この子も予想を覆す活躍。
現環境の高速アタッカーであるマスカ―ニャやゲンガーに対して上を取れるため、有利に戦えるのが強み。ガブリアスに対してはエアラッシュで確定3発ではありますが、3割怯みを2回付与できるため、突破できることも多々。また現環境は電気技が一貫しやすく、幅広く殴り合えるのが強みです。
特性はそれぞれ優秀ですが、かちきを採用しています。ちくでんは電気無効となり非常に優秀ですが、先発起用が多いため能動的な発動機会は少ないと判断。かちきは不意の能力ダウンに強いのはもちろん、クエスパトラに対しては、守るによりSが逆転した後のルミナコリジョンによるDダウンを受けることで、C2段階上昇し返り討ちにすることができます。
技構成については安定火力の10万ボルトは確定で、対面操作技としてタイプ一致のボルトチェンジを採用。飛行技は前述のとおりエアスラッシュを採用。より火力を求めるならぼうふうという選択肢もありますが、あまりにも命中が低すぎます。最後の一枠は、はじめはvsタスキキノガッサピンポイントでダブルウイングを採用していましたが、打つ機会が一度もなかったのでがむしゃらに変更。タスキとの相性もよく強引に裏の圏内に持ち込めるのが強力で、特に最終日は1:1.9交換を何度もやってのけるなど大活躍でした。
テラスタルはでんきで、低い火力を補うものとなっています。氷やフェアリーにしてテラバーストを採用し、対ドラゴン性能を上げる選択肢もありますが、元々の火力の低さもあり、今回は非採用。
と、ここまでは良いことばかりを記載しましたが、結局のところ火力は微妙なので、選出しやすいからとりあえず先発で出すか、という考えは禁物。パワー不足で負けてしまうので、ちゃんと刺さっているポケモンがいるかを見極める必要があります。
〇ケンタロス(水)
テラスタイプ:フェアリー
性格:ようき
特性:いかく
持ち物:こだわりハチマキ
実数値:151(4) - 162(252) - 125 - 45 - 90 - 167(252)
技:レイジングブル/インファイト/テラバースト/アクアジェット
調整意図:AS極振り
タイプと特性により後出し能力を備える、高火力アタッカー。
ここまでのメンバーではセグレイブやサザンドラ、ドドゲザンなどの強力なアタッカーに対してかなり苦戦を強いられるため、それらへの切り返しとして採用。
タイプと特性が優秀で、上記の危険なアタッカーに対して後投げしつつ、その裏にいることが多いヘイラッシャに対して、ハチマキインファイトの火力を押し付けることができます。HBでも3発、ADなら2発で倒すことが可能です。ヘイラッシャはほぼ天然のため、インファイトの耐久ダウンを無視することができるのもありがたい。サザンドラに対しても、ドラゴン技非搭載かあっても打たないことが多いので、後出しし負荷をかけることが可能です。Sラインも最速サザンドラやセグレイブを抜くことができるので、後出し性能を持ちながらも、高速かつ高火力で殴ることができる優秀なポケモンでした。
技については、最大打点のインファイトは確定。水技はウェーブタックルとの選択です。今回はリスクがなく壁展開を崩せる技として、レイジングブルを採用しています。さらにフェアリーテラバーストを採用。vsドラゴンとの殴り合いで機能しました。最後の技は先制技のアクアジェットで、柔軟な使い方はできないもののハチマキのおかげでリーチを伸ばせるのが強みです。
選出時の注意点としては、こだわりのリスクが大きいこと。本構築はいわゆるクッション役はいないので、例えばサザンドラの対面でインファイトを打ったものの、サーフゴーが後出ししてきて無効化された場合、サーフゴーに安定して後出しできるポケモンがいません。だからと言ってサーフゴー読みでレイジングブルを打つ、という行動にもリスクは伴うので、難しい判断を迫られます。私は基本的には素直にインファイトを打っていましたが、2桁順位をかけた最後の2戦だけは交代読みレイジングブルを打ち、幸運にも無事通ってくれました。
【選出パターン(例)】
①ラウドボーンの通りがいい場合:@1・・
<具体例>ウルガモスやサーフゴーなどがおり、ドラゴンタイプが2体以下
②デカヌチャンの通りがいい場合:・・@1
③タイカイデンの通りがいい場合:・@2
<具体例>マスカ―ニャやクエスパトラ、ヘイラッシャがいる場合
④ケンタロスの通りがいい場合:・@2
<具体例>セグレイブ、ドドゲザン、サザンドラがいる場合
基本的には上記の4パターンです。
一応、基本選出はとしておりますが、先発からのスタートもかなり多く、最終日で特に多かった選出は
①+or
②oror +
選出率は >>> の順かなと思います。(体感ですが)
【要注意ポケモン】
サーフゴー:トリル展開の場合は一見カモなのですが、の呪いを無効化されるのがキツく、の後出しがしにくい。非トリル選出だとさらにつらく、はインファイトを無効化されるうえにDが低いので基本的には勝てません。全員上を取られるスカーフ型が一番キツイです。のテラバーストをしっかり直撃させるよう立ち回ります。
水ロトム:全ポケモンが基本的に不利を取るので本当にキツイです。大体初手に出てくるので、まずは型把握。から入ってステロを打ちつつ様子を見ます。よりSが遅いようならドラゴンテールでダメージを蓄積させつつ、の圏内に入れるように立ち回ります。また、の型破り地面テラバーストが刺さるので、出来る限りテラスタルを温存できるようにしたいです。
クエスパトラ:ルミナコリジョンがガン刺さりなうえ、加速でより速く行動するし守るでトリルターンを稼いでくるしで非常に厄介。を選出し、初手はボルチェン→デカヌチャン引きで処理にしにいきます。守るを挟まれたら、ルミナコリジョンをタイカイデンで受けて勝ち気を発動し、10万ボルトで落としにいきます。タスキだったら…、ごめんなさいします。。。
ガブリアス:の弱点である地面技が刺さり、特にハチマキだとが耐えきれません。先発で対面が作れれば、でんきだま投げつけるでSを逆転し、で縛れるようになります。積極的にを合わせたいわけではないですが、対面したとしても上からエアスラッシュを打ち込めるため、怯みも含めてなんとかなったりします。上手い人だとテラ氷を警戒して引いてくれたりすることも。
【vsカイリュー】
現環境における最強ポケモンなので、個別解説。
選出段階での型判別、テラスタル判別が非常に困難なうえ、どの型も強い。特に耐久型については、テラスタルを切られると弱点を付けず、ハチマキですら受けきられてしまいます。
ただ共通点として、最速のカイリューはまずいません。マルチスケイルを貫通できるほどの火力さえ出せれば処理が可能。ただ神速もケアしなければならない…。
上の条件を満たせるポケモンが、個別解説でも書きましたが、でした。一度舞えればHBだろうがデカハンマーで確定1発なので、有利対面をつくりつつ舞っていく立ち回りができれば、苦にせず処理ができます。そのためを連れていけばなんとかなりました。
一方で、トリル展開も通せないことはないです。のステロが刺さり、も相性がいいので。さらに炎の渦型や龍舞飛行テラス型なら仮にトリルが切れても押し切れます。ただし、カイリューがテラスを切っていないとフレアソング連打で落としきれないことがあるので、相手の立ち回り次第・カイリューの型次第なことに注意。あと、厚底ブーツ持ちも多いのでステロに過信は禁物です。
最終日の終盤において、他のドラゴンがいる場合はそちらを優先されてあまり選出されないことに気づいたので、カイリューへの警戒は少し緩めました。
【おわりに】
新作が発売したため久々のポケモン復帰。前シーズンはいにしえの構築"ノオースタン"を使っておりましたが、最終日にボコボコにされて悔しい思いをしました。
今シーズンは前シーズンで結果を残したカイリュー&デカヌチャンなども使用しましたが、思うように勝てず。しっかり結果を残す有名強者の方々と比較して、プレイングも情報力(コミュニティ)も試合経験も圧倒的に劣っており、他人のマネをしても勝てないと改めて痛感。私が勝つには構築しかないと考えて、一般に想定されないような構成でなおかつ強いという、そんな(夢みたいな)構築をつくるため、色々なポケモンとその型を考えていました。
トリルがその取っ掛かりで、さらにが環境に刺さっていたことや珠剣舞が対カイリューをはじめ実戦レベルに機能したことなどは、実際に使ってみなければわからなかったことでした。どのポケモンもよく活躍してくれて、この子たちと結果を残したいと強く願っていたので、最終2桁を達成できて本当にうれしいです!
次シーズンからはパラドックスポケモンが解禁ということですが、まだどんなポケモンがいるのかよくわかっておらず(特にスカーレット)。高順位を目指して戦うのは楽しいのですが、実力云々以前にポケモンへ費やす時間を捻出するのがものすごく大変なので、今後はまったりとポケモンを楽しみつつ、いずれまたチャンスがあれば、高順位に挑戦したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke
【レオ杯Aグループ優勝(無課金プレイ)】ツインアナボリックギア編成
こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
もともとポケモン剣盾で上位になった際の構築記事を載せる本ブログでしたが、しばらく更新しておりませんでした。というのも2月に"ウマ娘~プリティダービー~"がリリースされて以降、すっかりウマ娘にハマってしまい、ポケモンをやっていなかったためです。(ポケモンのモチベが下がったわけではないので、いずれまた遊びたいです。)
ウマ娘では、月に1度「チャンピオンミーティング」という大会が開催されるのですが、今回初めて優勝することができたため、ブログの更新も兼ねてポケモンの構築記事っぽく使用編成を書くことにしました。以下、ウマ娘をプレイしている方向けの内容となります。
なお、私はこのゲームを無課金でプレイしており、使用できるウマ娘やサポートカードがかなり限られているため、現在の所持状況も合わせて紹介したいと思います。
【最終結果】
【チームメンバー】
【使用可能ウマ娘・サポートカード(抜粋)】
【レオ杯のポイント(主観)】
①強い脚質
逃げ>先行>差し>追込
差し:シンボリルドルフ、エイシンフラッシュ、グラスワンダー、メジロライアン
追込:ゴールドシップ
デバフ:ナイスネイチャ、グラスワンダー、シンボリルドルフ、アグネスタキオン
②強い固有(加速)スキル
・アングリング×スキーミング(終盤コーナーで1位)
・紅焔ギア/LP1211-M(最終コーナーで5位以上)
・レッツ・アナボリック!(終盤コーナーで6位)
【編成経緯】
無課金でプレイしている都合上、どうしても使用ウマ娘やサポートカードに差が出てくるため、まともにやりあったらスペック差で勝てません。格上を倒すためには策を弄する必要があります。
今回考えた作戦案は2つ。
①1エース(アグネスタキオン)+2デバフの単騎エース
②差し追込を3枚投入し、レッツ・アナボリックの発動を狙う
当初は①で行く予定でしたが、予選でなかなか安定せず。サブで考えていた②の方が勝率がよかったため、こちらで行くことにしました。
アナボリック持ち3エース体制も考えましたが、ここで問題となるのが逃げと先行が多いレース展開。この場合、レースが前目の展開となり先頭から最後尾の差が大きくなるため、アナボリックの発動がしにくくなり、仮にアナボリックが発動しても追いつけなくなってしまいます。
なので、もうひとつの要素としてデバフを採用することにし、特に逃げと先行へのデバフを厚くすることで上記展開への対抗策としました。
最終的な編成としては
・メインエース:ゴールドシップ
・サブエース&サポート:メジロライアン
・サポート:グラスワンダー
となりました。結果的には①、②を両立するような編成が完成しました。
【コンセプト】
・後ろの脚質を3枚入れることで、レッツ・アナボリックを発動させやすくする
・紅焔ギアを合わせて入れることにより、アナボリック→紅焔ギアと加速スキルをつなげて一気に抜け出しやすくする
・逃げと先行へのデバフを多く投入し、差し切りやすくする。
【個別解説】
〇ゴールドシップ
本編成の大エース。
あえてエースに追込を採用した理由は、二つあります。一つ目はトップスピードの高さです。仮にアナボリックが発動しても、順調に逃げる水着マルゼンに対抗するにはトップスピードを高くする必要がありました。二つ目はデバフ対策です。今大会の環境では、差しデバフまでは積まれていても追込デバフの優先度は低いだろう、と考えました。
あとはゴルシが私が持っているキャラで数少ない星4キャラであること、育成がしやすいことなども理由です。ほんとこの子は無課金者にとっての救世主…!
脚質:追込+中距離S+夏ウマ娘◎ のおかげでトップスピードが抜群に高く、加速後の抜き性能が素晴らしい。一度先頭に出たらその時点で勝ち確です。
ポイントは、尻尾上がりとペースアップです。これは中盤で発動するゴルシの固有スキルとのシナジーがあり、固有→尻尾上がり→ペースアップと連鎖するため中盤で大きく位置を上げることができます。これによって6位以上に食い込み、終盤で加速スキルを発動して全部ぶち抜く。これが必勝パターンでした。仮に位置が上がりすぎてしまっても、それはそれで有利なので問題ありません。
また、逃げためらいを採用しており他のキャラと合わせて逃げ対策をしております。今大会では、逃げの対策はいくらしても困らないですからね。
〇メジロライアン
メジロ家の筋肉担当。
本編成のコンセプトともいうべきキャラ。 アナボリックを最も強く使えるため採用しました。
特徴としては、デバフを多く積んでいるところだと思います。この子はもともと身内での特殊ルール大会用に育成したキャラなので、メタ貼りの都合上このような編成になってます。もっと単体性能が高いライアンは育成できたのですが、結局この子を採用しました。
「ライアンが勝つ展開=最良タイミングで固有が発動した場合」で、この場合は今回採用したライアンでも十分勝ち切れます。ならアナボリックが発動しない場合の役割としてデバフを持たせることで、サポート役としても活躍できるようにしました。おそらくこれが一見ギャンブルに見える本編成に安定感をもたらせてくれたと思います。
〇グラスワンダー
ザ・デバフ要員。唯一のレオ杯皆勤賞。
他の選択肢もある中でこの子を採用した理由は、まず独占力。次に先行焦りです。今回は逃げと先行のデバフを最優先にしたかったので、先行デバフを確定で取得できるグラスワンダーを採用しました。
ステータスは低いですが、デバフが13個あるのでこの子をずっと使用していました。ステータスが低いことで中盤以降はほぼ9着固定となるので、味方のアナボリックの邪魔をしないという点でむしろよかったかなと思います。
【決勝のレース展開】
逃げ1+先行2+差し5+追込1 というのは後ろの脚質が優位に立ちやすい傾向にあり、私にとっては追い風。
中盤でゴルシ固有→尻尾上がり→ペースアップにより6位へ順位アップ。
終盤すぐにアナボリックを発動させ、そのまま5位に上がりギアも発動し加速成功。先頭のセイウンスカイを一気に抜き去る、という理想のレース展開ができました。
【優秀サポートカード紹介】
このカードがなかったら絶対勝てていなかった。そう断言できるほどこの戦術で必須だったカードです。本戦術を取る以上、中盤で位置を上げることは絶対条件。それをペースアップ&尻尾上がりでコスパよく位置を上げることができます。あとは逃げ&先行ためらい。先述のとおり前目の脚質が強いため、シンプルに刺さるこのデバフが本当に偉かったです。不足しがちな賢さの補強も行え、さらにはイベントで阪神レース場〇も貰えます。優秀さの塊、ありがとうマベサン。
右回り、中距離直線・コーナーとコスパよく強いスキルを取得できます。さらに先行なら好位追走と栄養補給、差しなら外差し準備も取得できるためスキル補強にもってこいのカード。単体性能としては初期絆こそないものの、スピードボーナスを2所持しているためスピードの補強としては単純に強いです。イベントで最大HPを8上げることができるのも偉い。サークルポイントさえ貯めれば誰でも入手できるカードなので、ぜひゲットしておきましょう。
【おわりに】
リリース当初からプレイを続け、特に今回は事前準備を頑張ったので、無事に優勝できて本当にうれしかったです。無課金でも努力(と運)次第で強者とも戦えるようになるので、すごくおもしろくてやりがいのあるゲームだなと思います。キャラもかわいいし。
明日からアオハル杯がスタートするということで、大きく環境が変わるのかなと。ある意味今大会がウマ娘としての一区切りなので、そういう意味でも結果を出せてよかったです。色々変わりそうではありますが、これからも今のプレイスタイルでウマ娘楽しんでいきたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakaseare
【ポケモン剣盾S13シングル最終140位(レート2022)”スノースタン~バイバニラ&ガブリアス~"】
こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン13~にて、それなりの成績を残すことができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:まつみ くろ
順位:140位
レート:2022
【構築経緯】
ガブリアス。第4世代で初登場して以降、常にポケモンバトルの最前線に君臨してきた、通称”ポケモン界の主人公"。私自身、特に5世代~6世代環境ではこの子なしの構築は考えられないほど、愛用してきました。しかし、第8世代である剣盾環境では今のところ使用率のトップ層にはランクインしておらず。その栄光は過去のものになってしまっているようで…。
いや、それでもこの子は"主人公"ガブリアス。まだまだ最前線で活躍できるはず!なにより活躍している姿が見たい!というわけで、剣舞から構築をスタート。
が起点にできるポケモンは、バンギラスやウツロイド。これらのポケモンを誘いつつ展開できるポケモンとして、サンダーを採用。ダイマックスをに切りたかったので非ダイマでも一定の性能を保てる型を模索し、スカーフを持たせました。
ここでという並びを見て、どこか懐かしい気持ちに。5世代のときに存在した構築「ノオースタン」の中での並び「ノオーガブサンダー」を思い起こさせました。そのためどうしてもユキノオーを入れたくなり、"8世代式ノオースタン"を復活させるぞ!…としばらくユキノオーを使っていたのですが、やっぱり限界を感じたのでここはバイバニラにチェンジ。
この3体の苦手ポケモンを考えたときに真っ先に出てくるのが、マンムーやヒヒダルマ、ブリザポスなどの氷タイプ全般。なので水タイプは絶対にほしいところ。またのボルチェンからの引き先として、ある程度クッションになれるポケモンも必要だったので、残飯守る持ちのカプ・レヒレを採用することにしました。
5枠目にはミミッキュ。ここはもう対面的な構築を組むなら、というか私が構築を組む際にはかかせないので採用です。あえて理由を挙げるなら、対面性能が高いこと、ダイナックルへの抑止力となれることの2点ですね。命の珠が余っていたので、珠剣舞のテンプレ型を使ってみることに。
最後の6枠目。ミミッキュをはじめ、フェアリータイプがかなり重いのが気になりました。さらにまだまだ重い氷タイプやクレセリアなど耐久ポケモンへの対策が必要。そこで思いついたのが、挑発持ちのヒードラン。弱点保険を持たせて対面的な戦い方もできるようにしました。
最終的なパーティは
ノオースタンらしく「天候起動+竜+電気+鋼」という綺麗な並びが完成し大満足しております。ノオースタンじゃないけど。
【コンセプト】
・を活躍させる
・ノオースタンらしい相性補完
・対面選出とサイクル選出の切り替え
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇ガブリアス
性格:ようき
持ち物:オボンのみ
特性:さめはだ
実数値:185(12) - 180(236) - 116(4)- 79 - 106(4) - 169(252)
技構成:スケイルショット/じしん/ほのおのキバ/つるぎのまい
調整意図:H→4n+1(オボンのみの回復量意識)
S→最速
A→残り
端数BD
本構築の主人公。
などから有利対面をつくり、剣舞を積んでダイマックス。本来に強いカプ・レヒレやテッカグヤ、霊獣ランドロスらをなぎ倒し全抜きを狙います。
バンギラスやウツロイドをよく初手に誘うので、初手からを出して剣舞で崩しにいくのが本構築の必勝パターン。スケイルショットでのS上昇も強く、裏にエースバーンらがいる場合はダイマックス前にこの技を打っておくよう意識しました。
オボンのみは前期のとある構築記事から参考にさせていただきました。これにより強引に剣舞を積みつつ、ダイマックスの際に体力を残すことができます。種族値の高さとかみ合っており非常に相性がよかったです。
一方、弱みとしてはタイプ一致技の両方が半減される技のため、相手に上手く回されるとなかなか攻撃を通せない点があります。そのためしっかりサイクルの中で相手の裏を考察するのが重要。・・・なのですが私はそんな上手い芸当できないので、余計なことは考えずとにかく剣舞したらダイマックスしてました。実際それでなんとかなってた印象です。割り切りは大事。
上手く展開できたときには何度も3タテをしてくれました。これぞエース。これぞ主人公。これぞ"ガブリアス"!
〇サンダー
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりスカーフ
特性:せいでんき
実数値:165 - 99 - 106(4) - 194(252) - 110 - 152(252)
調整意図:CS極振り
展開要員及びスイーパーとして採用。
上からボルトチェンジを打てるのが強く、バンギラスらを誘っての展開のほか、初手対面でダイマックスしてきたエースバーンのダイアタックをですかしたり、ラプラスのキョダイセンリツをで受けながらダイバーン弱点保険で切り返したりなど、立ち回りの起点として活躍してくれました。
スカーフは想定されにくい持ち物のようで、相手にダイジェットを打たなくてもよいと誤認させられるところが結果的に勝敗を分けることもありました。特にカミツルギの上からねっぷうを打てるのがありがたかったです。
一方で使用率1位のポケモンのため手厚い対策もされており、試合数を重ねるにつれて選出率が控え目に。逆に言えば選出を読みやすく、この子の選出圧がを通すための最大のサポートでした。
新旧使用率トップのそろい踏み!…でもガブリアスは若干にがにがしげな顔してる。
〇バイバニラ
性格:うっかりや
持ち物:きあいのタスキ
特性:ゆきふらし
実数値:146 - 116(4) - 105 - 178(252) - 90 - 131(252) ※特防個体値は0(ミラーコートのダメージを上げるため)
技構成:ふぶき/ミラーコート/ぜったいれいど/こおりのつぶて
調整意図:CS極振り ※素早さは最速アーマーガア及び準速ホルード抜き
天候始動枠&タスキ枠。いつもの子です。以下の記事もご参照ください。
【ポケモン剣盾S10シングル最終67位(レート2083)”バイバニラ&ファイアロー軸対面構築"】 - 阿知賀のポケモン日誌
【ポケモン剣盾S8シングル最終52位(レート2118)”バイバニラ軸対面構築~ヨロイじまver"】 - 阿知賀のポケモン日誌
【ポケモン剣盾S6シングル最終57位(レート2126)~バイバニラ軸対面構築~】 - 阿知賀のポケモン日誌
とにかく対面性能が高い。これに尽きます。
最近は私以外にも使用されているトレーナーが増えており、この型がかなり周知されてきたため以前使っていた頃よりも動きにくくはなってきてますが、それでもなお強い。(以前はミラコが未警戒だったり、挑発を打ってくれたりすることが多々ありました。)その性能の高さが評価されつつあることがうれしくもあり、ちょっとさびしくもあり。
フリーズドライとぜったいれいどは一長一短。ですがぜったいれいどで掴める勝利の方が圧倒的に多いと思っています。最終日に一定数いる受けループに強いこともそうですし、特にこの技があるとミラーコートを通しやすくなります。
ノオースタンからユキノオーを追い出してしまった罪な子。でもしょうがないですね、こんな強くてかわいいポケモン、ほかにいないですもん。
〇カプ・レヒレ
性格:ずぶとい
持ち物:たべのこし
特性:ミストメイカー
実数値:177(252) - 74 - 165(116) - 116(4) - 151(4) - 122(132)
調整意図:H→極振り
S→あまりSに振っていない霊獣ランドロスやミミッキュを抜けるライン
B→残り(11n)
端数CD
対氷、地面タイプ、及びクッションとして採用。
この子がいないとヒヒダルマやマンムーがどうしようもないので、後投げできるようにHBベースに。まもると合わせてクッション性能が高く、のボルチェンからの引き先として重宝しました。Sラインはこの近辺が激戦区なので、出来るだけ高めに設定。
一方で、ナットレイになにもできずサンダーに隙を見せるため、出来るだけ選出は避けていました。そもそも耐久ポケモンを使うのが苦手なので・・・。
それでも上記ポケモンを対策するために絶対外せないポケモン。まさに守り神。
〇ミミッキュ
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
特性:ばけのかわ
実数値:131(4) - 142(252) - 100 - 62 - 125 - 162(252)
調整意図:AS極振り
対面枠。またの名を枠。
もはや私が語るまでもないテンプレ型ですが、実はシーズン最終日用のパーティでこの型を使用したのは初めて。
選出に困ったら採用していました。相手のダイマックスに対する剣舞ダイウォールや剣舞ゴーストダイブからの切り返しが単純ながら強力。
無理なく構築にゴーストタイプを採用できることで、ダイナックルやダイアタックに対する抑止力となれる点もこの子の大きな強みだと思っています。
一方で今期は水ウーラオスに弱い点も目立ちました。エースバーンの存在も含め、選出時点ではそれらへの切り返しも考える必要があります。
以上に構築から外せない子。これからもお世話になります。
〇ヒードラン
性格:ひかえめ
持ち物:じゃくてんほけん
特性:もらいび
実数値:175(68) - 85 - 127(4) - 200(252) - 128(12) - 119(172)
技構成:だいもんじ/ラスターカノン/ソーラービーム/ちょうはつ
調整意図:H→16n-1
S→12振りミミッキュ抜き
C→極振り(D4振りキョダイエースバーン(格闘)をC+2ダイスチルで87.5%の乱数1発)
端数BD
対氷、フェアリー、鋼タイプや対面選出時のダイマックス要員として採用。
後投げ性能の高さも魅力的ではありますが、ダイマックスを切ったときが一番強く、珠エースバーンとのダイマックス勝負を制することができるほど、対面性能が高いです。
環境的には多くないため警戒が薄く、カイリューやボーマンダにも恐れず選出できます。またSラインを高めに設定しており、霊獣ランドロスやカプ・レヒレの上を取って行動することも多々。
また、挑発が受けポケモンに対して強烈に刺さり、ハピナスやラッキーすら強引に突破することができました。ミミッキュorクレセリア+ブリザポスのトリル展開にも挑発を打つことで機能停止にできるところも強みのひとつです。
採用順は最後ですがどんどん信頼感が増していきました。頼もしい背中。
【選出パターン(例)】
サイクル的選出:・・
対面的選出:・・
対ウツロイド入り:・@2
対受けループ:・or・
その他状況に応じて
選出率:>=>=>=>>=
※ポケモン毎の選出率は大きく変動なく、状況に応じて様々な選出をしていました。
【重いポケモン】
・マンムー・・・最難関。の選出が必須になりますが、が苦手なポケモンをしっかりカバーできる選出をする必要があり、必然的にサイクル的選出となります。の体力管理をしつつ最後にマンムーと対面できるよう負荷をかけていくことが重要。
・ヒヒダルマ・・・これもがいないと対応が困難。ただ、初手対面ではとんぼがえりしてくることも多いため、それを読んで先発から剣舞し、スケイルショットで切り返すヤンキー戦法をとったりしていました。成功率2/3。
・エースバーン・・・明確に強いポケモンがいないため、対面的な対応が求められますが、がエースバーンに弱いのが対応を難しくさせています。前述のとおりで対面処理するか、+で上手くいなしていくか。
・ミミッキュ・・・なんだかんだ対応が難しいポケモン。ミラーでことごとく負けたのが苦しかったです。
【おわりに】
最終日、というか年越しするまでは高順位を狙っていなかったのですが、記念にちょっとやってみたら思ったより勝てて楽しくなり、結局最後まで潜ってました。4桁順位からスタートし、準備不足が響いて最終2桁には届きませんでしたが、ある程度満足がいく結果だったのでよかったです。なにより、新旧の相棒を軸に据えた構築が組めて戦えたので楽しさもひとしおでした。
来シーズンも同レギュレーションなのかな? どれだけ時間をとれるか分かりませんが、まだまだ使ってみたい子がいるのでこれからも楽しんでいきたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke
【ポケモン剣盾S10シングル最終67位(レート2083)”バイバニラ&ファイアロー軸対面構築"】
こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン10~にて、4回目の最終2桁を達成することができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:Dragon Lord
順位:67位
レート:2083
【構築経緯】
これまでの上位ポケモンが使用禁止となったシリーズ6。使用禁止となるポケモン一覧をみたときに真っ先に思ったこと、それは「バイバニラが大活躍できるのでは?」でした。
は私がシーズン6、8で最終2桁を達成できた際に主軸として活躍したポケモンで、特性ゆきふらしからの高火力必中ふぶきとあられダメージなどにより高い対面性能を持ちます。今回のレギュレーションによって、が苦手とする鎧環境の頂点エースバーン、それ以上に厳しい最大の難敵バンギラス、その他カバルドン・ガオガエン・コータスら天敵ともいえるポケモンが禁止になったことで、これまで以上にの活躍が見込めるのではと考え、再びこのポケモンを軸とした対面構築を組むことにしました。
今環境で対面構築を組むにあたっての大きな変化点は、ミミッキュがいなくなったことです。ばけのかわを生かした対面性能はもちろん、行動回数を稼げることによる切り返し要員として活躍していましたが、それができなくなりました。
そのため今環境で対面構築を組むにあたり「相手エースへの切り返しができるポケモン」を探すことからはじめました。
そこで私が目をつけたポケモンが、ファイアローです。第6世代では大活躍していたものの、特性はやてのつばさの弱体化により一気に影が薄くなった子ですが、第8世代では「先制ダイジェット」という大きな強みを持っています。相手のダイジェットエースがどれだけ素早さを上げようとも先制ダイジェットで切り返しそのまま素早さを上げることで逆に全抜きを狙うことができますし、ダイマックスを切らずとも高火力の先制飛行技によりストッパーの役割を担えます。前期も使用しておりその際は想像以上の活躍をしてくれていたのですが、構築がまとまらず使用を断念しておりました。今環境では相手エースへの切り返しができる強みを最大限に生かせると思い、採用を決めました。
もともとはに命の珠を持たせダイマックスエースとして起用するつもりでしたが、パッチラゴンを中心とした環境では全抜きエースとしての活躍は難しく、別の珠エースを起用することに。環境トップのパッチラゴンに強いことを最低条件にとの相性補完が優れているポケモンを探したところ、すいすいガマゲロゲが浮上。が苦手な炎・電気・岩に強く、が苦手な草にはが強いため相性補完にも優れていたことから、エースとして採用。
・・ が本構築の基本選出となります。
ベースとなる3体が決まったので、残りの3枠で補完をしていきます。
まず、先発ステロ撒きへの対策をすることにしました。というのも、はステルスロックに非常に弱く、HPが半減するだけでなく特性効果も失ってしまい、満足に活躍できないからです。また、先発で出したいはマンムーやヒヒダルマといった氷タイプ、ウインディなどの炎タイプに弱いため、それらのポケモンがみえたときに先発で出せるポケモンが必要。そのため氷・炎タイプや多くの先発ステロ撒き、また低耐久の襷先発にも強く出れるポケモンとして、水ウーラオスをスカーフで運用することに。が雨を活用するポケモンであることから、雨シナジーも期待しての採用です。
次に、対面構築の天敵、壁展開への対策を考えます。対面構築では壁に対して受け回しで壁ターンを稼ぐ、という立ち回りが出来ないため、一度壁を貼られてしまうと対応が非常に困難です。特に今シーズンはオーロンゲとアローラキュウコンが数を増やしているため、対策は必須。ですが、ドラパルトのような強力なすりぬけ持ちポケモンはおらず、瓦割りなどは実戦で投入できるレベルではないため、壁を貼られる前に倒すしかないと考えました。しかし、いたずらごころ持ちのオーロンゲや素早さの早いキュウコンの壁貼りを阻止するのは不可能・・・と思っていましたが、いました。これらの特性を無効化し倒すことができる唯一のポケモン、かがくへんかガスを特性にもつガラルマタドガスです。ここまでのポケモンで苦手としているアシレーヌやマリルリにも強く、明確に苦手とするポケモンが少ないことから対面性能も高いと感じ、採用することとしました。
最後の6体目には、エースであるを通しやすくするため、水タイプに強い圧力をかけられ地面タイプを誘えるパッチラゴンを採用。ここまでのポケモンがリザードンに弱いため、その対策でもあります。
最終的なパーティは
以外が努力値ぶっぱ、も特攻ぶっぱというわかりやすい脳筋構築となりました。
【コンセプト】
・を軸とした対面構築
・先発襷+ストッパー+珠エース という基本選出の確立
・初手でアドバンテージをとる
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇バイバニラ
性格:うっかりや
持ち物:きあいのタスキ
特性:ゆきふらし
実数値:146 - 116(4) - 105 - 178(252) - 90 - 131(252) ※特防個体値は0(ミラーコートのダメージを上げるため)
技構成:ふぶき/ミラーコート/ぜったいれいど/こおりのつぶて
調整意図:CS極振り ※素早さは最速アーマーガア及び準速ホルード抜き
本構築の根幹を成すポケモン。S6及びS8に使用した子とほぼ同様の型ですので、そちらもご参照ください。
【ポケモン剣盾S6シングル最終57位(レート2126)~バイバニラ軸対面構築~】 - 阿知賀のポケモン日誌
【ポケモン剣盾S8シングル最終52位(レート2118)”バイバニラ軸対面構築~ヨロイじまver"】 - 阿知賀のポケモン日誌
エースバーンはもちろん、最大の天敵バンギラスがいなくなったことがなによりの追い風となりました。
基本的には先発で選出。雪降らしにより高火力必中技となったふぶき、霰ダメージ、それとこおりのつぶてによって多くの相手に対面で勝てるまたは相打ちに持ち込めます。(目安としてはDに振っていないナットレイや悪ラオスに対して、対面勝ちまたは相打ちにできます。)
技構成についてですが、ふぶきとつぶては確定。残り2枠はフリーズドライ・ミラーコート・ぜったいれいどの争い。どの技も強みがあり技を変えながら試していましたが、最終的には特殊に対して勝てるミラーコート、耐久ポケモンに対しての突破手段になるほか不利対面でのワンチャンを狙えるぜったいれいどを選択しました。
なおフリーズドライの仮想敵は水ウーラオス・アシレーヌ・ガマゲロゲらが該当しますが、水ウーラオスはとんぼ返りや弱点保険の型が多く鉢巻や珠の場合はすいりゅうれんだで襷を貫通されるため全く安定せず、アシレーヌはそもそもフリドラでは勝てない(D個体値Vでもムンフォ+アクジェで倒される)ので必要性が薄いと判断。それよりも後投げされやすい耐久ポケモンに刺せる零度の方が強いという結論になりました。実際フリーズドライがあればよかったという場面よりもぜったいれいどがあってよかったという場面が多かったのでこれで正解でした。
性格についてはパッチラゴンやホルードに対して確実に上を取れるむじゃきも選択肢でしたが、ナットレイ等への確定数が変わるのと私自身うっかりやでの運用に慣れていたのでうっかりやで使用しています。
このポケモンの強いところは、ほぼどんな相手にも対面で勝てる可能性を持つことです。ふぶきの一貫性が非常に高く、先制技と霰ダメージによって多くの相手に対面で勝てます。それだけでなく、本来勝てない特殊の炎・水・鋼に対してもミラーコートで勝つことができ、耐久ポケモンに対してもぜったいれいどの回数を稼ぐことができるのでほとんどの相手と対面で勝負ができます。対面構築でもっとも重要なことは「初手でアドバンテージを取ること」と考えていますが、は多くの場面でそれを達成することができる、対面性能トップクラスのポケモンだと断言できます。
もはやこの子なしでの構築が考えられないくらい、完全に相棒ポジションとして今期も大活躍してくれました。
〇ファイアロー
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
特性:はやてのつばさ
実数値:153 - 146(252) - 92(4)- 77 - 89 - 178(252)
調整意図:AS極振り ※S:最速アイアント抜き
相手エースに対する切り返しが出来るポケモンとして採用。
第6世代から連れてきた子で、当時の努力値振りをそのまま使用しています。
高火力飛行先制技を打てるという唯一無二の強みがあり、Sを上昇させたポケモンに対しても問答無用で上から叩けることから、相手エースに対するストッパーとして機能します。
メインウェポン2つは確定で、3つ目の技にそらをとぶを採用しております。これはダイマックスに対する時間稼ぎを狙ってのもので、例えばダイマックス3ターン目のときに
「先制そらをとぶで上昇→攻撃をかわす→ダイマックスターンが切れる→先制そらをとぶで倒す」
という流れを狙えます。の切り返し性能が上がるためピッタリの技です。最後の枠は途中までとんぼがえりにしていましたが、モロバレルの増加を受け、きのこのほうしに対しての対策&ダイウォールの元となる寝言に変更しました。寝言の仕様上そらをとぶは使用されないため、ブレイブバードかフレアドライブのみが選択されることから、モロバレルが居座ってきた場合はHB特化でも確実に倒すことができるのがとても強かったです。
飛行技の一貫性が非常に高く、先制鉢巻ブレイブバードがよく刺さります。また電気タイプや岩タイプに対してはが強い、逆にが苦手な草タイプに対してはが強いため相互補完がとれています。
これまでミミッキュが担っていた「相手エースへの切り返し」という役割を(ミミッキュとは違う形ではありますが)持つことができ、このポケモンのおかげで「ミミッキュがいない対面構築」についてひとつの答えを出すことが出来たと思います。
〇ガマゲロゲ
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
特性:すいすい
実数値:181(4) - 161(252) - 95 - 90 - 95 - 126(252)
調整意図:AS極振り
ダイマックスエースとして採用。
が苦手な炎・電気・岩に強く、特にパッチラゴンからの電気の一貫を切りつつ切り返せるのは大きな強みです。
ダイストリーム後の抜き性能はすさまじく、攻撃範囲も広いのでエースとして活躍してくれました。ただし、草タイプが4倍という致命的な弱点があり、ダイストリームを打つ前にリザードンなどと対面すると、素早さの関係で草技を打たれて何も出来ず倒されてしまいます。今環境は草技の需要が高いと感じていたので、選出段階で草技を使えるポケモンを把握しておくこと、有利を取れる相手には早めに出してダイストリームを打ちすいすいを発動させる立ち回りを意識していました。
物理型にするか特殊型にするかで悩みましたが、
・受けループに強い(ハピナスを突破できるため、ドヒドハピ+電気無効枠の並びに強い)
・アシレーヌに対してのダメージ量が大きい
・相手のダイマックスガマゲロゲに対して非ダイマックス時でも草技を使用することができる(草結びだとダイマックスには無効)
という理由で物理型にしました。物理だとやけどやいかくに弱いというデメリットがありますが、現環境ではほとんど影響はありませんでした。
非常によく環境に刺さっており、エースとしての役割を十二分に果たしてくれました。
〇ウーラオス(れんげきのかた)※通常個体
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりスカーフ
特性:ふかしのこぶし
実数値:175 - 200(252) - 120 - 74 - 81(4) - 149(252)
技構成:すいりゅうれんだ/インファイト/かみなりパンチ/とんぼがえり
調整意図:AS極振り
対ステロ撒き、先発要員、スイーパーとして採用。
地面タイプや岩タイプの先発ステロ撒きに対し、すいりゅうれんだを打つことで仕事をさせずに処理することができます。また、スカーフによって襷ゲンガーや襷ルカリオなどに対しても襷を貫通して倒すことができ、が出しにくいヒヒダルマやラプラス、ウインディやマンムーに対して強いため先発要員としても機能します。
上から高火力を押し付けることができるためスイーパーとしても優秀。特にとは雨天候による補完が取れており、がダイストリームを打った後は高火力のすいりゅうれんだを押し付けることができる、逆にでダイマックスしダイストリームを使用した後にすいすいを発動させたがスイーパーとなる、というような雨を生かした立ち回りもできます。
基本選出であるが出しにくいときのカバーとしていい働きをしてくれました。
〇ガラルマタドガス
性格:ひかえめ
持ち物:たつじんのおび
特性:かがくへんかガス
実数値:157(132) - 90 - 141(4) - 150(252) - 91(4) - 95(116)
技構成:ワンダースチーム/ヘドロウェーブ/かえんほうしゃ/こらえる
調整意図:C→極振り(ヘドロウェーブでH252D4振りオーロンゲをちょうど確定1発)
S→準速ドサイドン+3
H→残り
BD→端数
対オーロンゲ、アローラキュウコンのほか、特殊アタッカーとして採用。
上記ポケモンの壁展開を阻止するのが最大の仕事で、それらが選出画面で見えたときは先発として選出します。特性のかがくへんかガスによりいたずらごころやゆきふらしを発動させないことで、壁を貼らせずに倒すことができる私が知る限り唯一のポケモンです。
また、独特なタイプ構成と特性により、パッチラゴン・アシレーヌ・ウーラオス・ナットレイ・サザンドラなど上位のポケモンに対してめっぽう強く、多くの相手との打ち合いに勝てることから先発としても非常に優秀でした。を選出しない場合、この子にダイマックスを切ることが多かったです。
Sはアシレーヌを強く意識しており、私だったら今アシレーヌ使うなら準速ドサイドン抜きまで振るので、それより2増やしています。そのおかげで襷以外のアシレーヌに抜かれることはなく、その他ピクシーやニンフィアなどにもさらに強く出れました。
技についてですが、ワンダースチームは確定、ヘドロ爆弾の追加効果は魅力的ですがオーロンゲへの確定数がずれるのでヘドロウェーブにしています。また、を選出する場合はこの子にダイマックスを切ることが多いので、その後相手のダイマックスを切られたあとにダイマターンの時間稼ぎができるよう、こらえるを採用しました。ダイウォールのもとにもなります。
このポケモンに気づけたことで、対面構築の弱点をカバーすることができ、より安定感のある構築となりました。影のMVPです。
〇パッチラゴン
性格:ようき
持ち物:とつげきチョッキ
特性:はりきり
実数値:165 - 152(252) - 110 - 90 - 91(4) - 139(252)
技構成:でんげきくちばし/げきりん/つばめがえし/ほのおのきば
調整意図:AS極振り
水タイプへの圧力及び地面タイプの選出誘導枠として採用。
圧倒的な火力を持つ環境トップのポケモンですが、環境トップゆえに確実に対策されていること、メイン技2つが無効化されるため択になりがちなこと、どこまでいっても命中不安が付いて回ることから積極的な選出は控えることに。むしろその強烈な圧力によって水タイプを遠ざけ地面タイプを誘うことにより、を通しやすくする選出誘導枠としての働きが主でした。
ただ相手にリザードンがいるときは、襷が削れたを起点に全抜きされてしまうことから、ダイマックスを切る前提で選出しておりました。チョッキを持たせることで、終盤によくみかけたサンパワー珠ダイドラグーンを耐えるようになるため対リザに対してはかなり安定していました。
これまでも何度かを構築に入れていましたが、今シーズンは特にその圧力の高さを実感しました。
【選出パターン(例)】
基本選出:・・
キュウコンorオーロンゲ入り:・・
マンムー入り:・・or
受けループ:・・@1
その他状況に応じて
選出率:>>=>=>>>
【重いポケモン】
・アシレーヌ・・・みがわり持ちだとのミラーコートが悪手になり、エナジーボール持ちだとが止められてしまいます。を軸に選出を組むと戦いやすいです。また、のダイサンダーでよほどBに厚く振ってない限りは一撃なので、初手対面したときには即ダイマックスを切りにいく立ち回りをしていました。
・リザードン・・・初手であればのミラーコートで対応できますが、襷が削れたあとにダイジェットを打たれるとそのまま全抜きされてしまいます。がいると強い切り返しができるので連れていくことが多かったです。また、のそらをとぶでダイマターンを枯らしたあとにのダイストリームで切り返すという立ち回りも多かったです。
・マンムー・・・がこのポケモンを苦手とするので、先発にはを出したいところ。ただ、すいりゅうれんだを受けられたあとに後投げできるポケモンがいるか、それともダイマックスを切って強引に突破していくかは選出段階で考える必要があります。
・ギルガルド・・・先発要員が軒並みこのポケモンに弱く、弱点保険持ちも含めると明確な対策が難しいポケモン。選出が相当歪むことになるので、選出時では特別な対策はせず、選出されて不利対面になったときにダメージを蓄積させて後続で処理する立ち回りをしていました。ギルガルド自身は全抜きできるポケモンではないので、それでなんとかなることもありました。
・ガマゲロゲ・・・すいすい状態になると止めることが非常に困難。対応策は、で同族勝負を制すること。そのためににS補正をかけることも検討しましたが、打点を重視してそこは割り切りました。
【おわりに】
かなり特殊なレギュレーションとなった今シーズンですが、自身が使い慣れているポケモンを主軸にできたので構築自体は早い段階でまとまり、最終日までに100位台に入れていたのでその貯金もあって最終2桁を達成することができました。今までみなかったポケモンも多くみかけることとなり、特に今までほとんどみかけなかったバイバニラを今シーズンは多くみかけたのが印象的でした。
10月には新DLCも発売されるとのことですが、高順位を狙うのは今回でひと区切りとしようと思ってます。とはいえ時間をみつけてポケモンは続けていくので、今後も楽しくポケモンをしていきたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke
【ポケモン剣盾S8シングル最終52位(レート2118)”バイバニラ軸対面構築~ヨロイじまver"】
こんにちは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン8~にて、3シーズン連続3回目の最終2桁を達成することができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:まつみ くろ
順位:52位
レート:2118
【構築経緯】
鎧の孤島が登場してからの新環境ということで、ユニークかつ強い構築を組むことを目指し、いろんなポケモンを使ってパーティを組んでいました。(ストライク、ガラガラ、サンドパン、ドラミドロ、ウルガモス、ルガルガンなど・・・)
が、そのたびにエースバーンにボコボコにされ、ポリゴン2に止められ、エースバーンにボコボコにされ・・・。とにかく負けに負けまくったシーズンでした;;
シーズンも残すところ1週間を切り、これではダメだと原点回帰。シーズン6で最終2桁を達成したときの立役者であるタスキバイバニラが、現環境で猛威を振るうゴリランダーやカバルドン、パッチラゴンなどに強く、ポリゴン2にも十分対応可能だと気付いたので、改めてこの子を軸に対面構築を組むことを決意。
さて相方。エースバーンとポリゴン2に強いポケモンを探したところ、水ウーラオスがこのどちらにも強いと気付く。さらに弱点保険を持たせて技範囲を広げることで、奇襲性能も対面性能も持ち合わせた最高のエースになれると感じ、水を採用。
&水がこの構築の軸となります。
3体目。タスキが削れたはダイマックスエースの起点になりやすいため、それを切り返せるポケモンが必要となります。また、キョダイマックスエースバーンはダイマックス水で勝てますが、ダイナックルを積まれているとそのあとのダイジェットで倒されるため、格闘技を無効化できるゴーストタイプは必須。それらを満たせるポケモンといえば、やっぱりミミッキュ。アッキのみを持たせての採用です。
この3体で重いポケモン。まずエースバーン、次にギャラドスやドヒドイデなどの水ポケモン。それらに対して強い圧力を持つパッチラゴンを、使いやすいようスカーフを持たせて4体目として採用しました。
ここまでで持ち物命の珠が余っていたのと、特殊技持ちがのみであることから、珠特殊アタッカーを探すことに。一方でこれ以上エースバーンに弱くしたくないのと、を採用したことでカバルドンを誘いやすくなることから、これらに強く出れるポケモンとしてハイドロポンプ持ちドラパルトが奇襲性能もありつつ強いと思い採用。これが意外にも水との相性が非常に良いことに気づきますが、それは個別解説で。
最後の枠としては、最初はグラスシードゴリランダーを採用していましたが、ほとんど選出せず。対戦する中で、相手のフェアリータイプ、特にトゲキッスが厄介なことに気づきます。そのためこの枠を再考したところ、第5世代の対面構築では鉢巻バレパンハッサムが採用されていたことを思い出し、第5世代から連れてきたを最後の1枠として、最終日7/31の22時に採用を決めました。
最終的なパーティは
シーズン最終日にようやく構築が固まってくれました。
【コンセプト】
・を軸とした対面構築
・相手の想定外から勝ち筋をつくりだす
・エースバーン、ポリゴン2への勝ち方を明確にした基本選出
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇バイバニラ
性格:うっかりや ※ドラパルトのドラゴンアローをできるだけ耐える(陽気珠までなら高乱数耐え)+ミラーコートのダメージを上げるため
持ち物:きあいのタスキ
特性:ゆきふらし
実数値:146 - 116(4) - 105 - 178(252) - 99 - 131(252) ※特防個体値は22~23(ミラーコートのダメージを上げるため、個体値0もあり?)
技構成:ふぶき/ミラーコート/ぜったいれいど/こおりのつぶて
調整意図:CS極振り ※素早さは最速アーマーガア及び準速ホルード抜き
構築の主軸にしてもはや相棒ともいえるポケモン。S6と全く同じ個体です。詳しくは下記のリンク先を参照してください。
【ポケモン剣盾S6シングル最終57位(レート2126)~バイバニラ軸対面構築~】 - 阿知賀のポケモン日誌
鎧環境ではウルガモスやハッサム、ハピナスやポリゴン2の登場により活躍できなくなる・・・、と思われましたが、ウルガモスにはミラーコートがあるし、ハッサムはそれほど環境にいない、ハピナスに対しては絶対零度の試行回数を稼げるし、ポリゴン2はミラコと零度を駆使して突破可能ということに気づきました。※ポリゴン2への立ち回りは後述
むしろ天敵であるヒヒダルマやパルシェンやラプラスの氷勢、ギルガルド、カビゴンらが環境から数を減らしたことで、これまで以上に通りがよく使いやすかったです。
基本的には初手選出。低耐久アタッカーに対してはタスキを盾に吹雪&つぶて。特殊に対してはミラーコート。耐久に対しては絶対零度の試行回数を稼ぐ。これでほとんどのポケモンがなんとかなるので、対面性能最高クラスのポケモンだと思っています。
最終日はめちゃめちゃ絶対零度を当ててくれた自覚の塊(体感ですが5割くらい当ててたかも?)。この子がいなければ最終2桁はもちろん、最終3桁も無理だったと思います。最高の相棒です。
【ポリゴン2に対しての立ち回り】
初手対面では基本的にミラーコートを選択。ダウンロード放電orトライアタック以上の火力であればその後の霰ダメ+吹雪と合わせて処理できるはずです。一方で低火力だったり物理技だったりで吹雪圏外だった場合は、絶対零度に切り替えます。自己再生を挟んでくるので2~3発は試行回数を稼げるはず。ダイマックスを切られたら、逆に切らせたと考えてOK。
一方、の吹雪に後投げしてきた場合ですが、次ターンは絶対零度を選択。相手は自己再生を使う可能性が高いです。かわされたらミラーコートを選び、絶対零度を嫌って迅速に処理してきた相手への反撃を狙います。
ポリゴン2はほとんどこのパターンで処理していました。大事なのは絶対零度ではなくミラーコートでの処理を前提にすること。零度ミラコ依存のため安定しないと感じるかと思いますが、8~9割くらい処理できていました。(零度運もあったと思いますが・・・)
〇ウーラオス(れんげきのかた)※通常個体
性格:いじっぱり
持ち物:じゃくてんほけん
特性:ふかしのこぶし
実数値:191(124) - 179(100) - 121(4) - 74 - 86(44) - 147(236)
技構成:すいりゅうれんだ/インファイト/アクロバット/かみなりパンチ
調整意図:HP→16n-1
防御→ダイマックス時A252↑ギャラドスの珠ダイジェット耐え
素早さ→最速ギャラドス抜き
残り攻撃
構築の軸にしてダイマックスエース。
水自身の耐久が高めかつ弱点を突かれやすいこと、ダイジェットを使えること、技範囲が広いうえダイマックスが切れたあとも技の火力を保てることから、弱点保険を持たせたエースとして採用。
その目論見は見事にはまり、相手のキョダイマックスエースバーンやダイマックストゲキッスに打ち勝ちつつそのまま全抜き、というのがこの構築の大きな勝ち筋のひとつとなってくれました。
調整はトゲキッス及びギャラドスを強く意識したものとなっております。当初は準速ギャラドス抜きで使っていましたが、相手のS次第でダイジェットから入ればいいのかダイサンダーから入ればいいかが変わってしまい、負けに直結したため、最終日8/1朝5時に今の調整に変えました。この場合、ダイジェット→(相手のダイジェットを耐え、弱点保険が発動)→ダイサンダーの選択が安定しそのまま全抜きにつなげられるため、この調整にして正解でした。
技構成はすいりゅうれんだとインファイト、アクロバットまでは確定。最後の1枠は最初はビルドアップで使っていました。想定されにくい技なのでワンチャンを掴めたりダイウォールの元になれたりして強かったのですが、耐久に振ったトゲキッスやギャラドスを倒すためにはダイサンダーが必要なので、雷パンチに変更しました。
弱点保険が発動してしまえば、裏のミミッキュをすいりゅうれんだでばけのかわごと貫けたりキョダイマックスエースバーンも一撃で持って行けたりと、ダイマックスが切れたあとも強かったです。
キョダイマックスではなく通常個体で使用しております。これはダイストリームでの水技火力上昇のためです。また、雨を降らせることでのハイドロポンプ火力上昇と雷必中を実現でき、同時選出することも多かったため強いシナジーを発揮してくれました。(これは元々想定していたのではなく、偶然の産物です。。)
相手の想定外から一気に全抜き体制を整えられる、私が求めていたエースとしての理想像を叶えてくれたポケモンでした。
〇ミミッキュ
性格:いじっぱり
持ち物:アッキのみ
特性:ばけのかわ
実数値:159(228) - 143(156) - 104(28) - 63 - 126(4) - 128(92)
調整意図:HP→16n-1
防御→(皮剥がれ後)A252↑ギャラドスの珠ダイストリームを87.5%耐え
素早さ→S252(準速)パッチラゴン抜き
残り攻撃
ダイマックスに対しての切り返し&対面性能の高いポケモンとして採用。
このポケモンを採用するにあたり、先人方のアッキ型の調整を拝見したものの、結局どう調整すればいいのかまとまらず。とりあえず、自分がアッキ型を相手にしたときに素早さが高いと嫌だなと感じていたので、準速パッチラゴン抜きまでSを振ることに。ここまで上げたことで、対戦したアッキとのS勝負はすべて勝てました。あとは汎用的なラインまで耐久に振り、残りを攻撃に振り分けました。従来のアッキより火力は低いですが、使いにくさはあまり感じませんでした。
実際に使用してみて、なぜこのポケモンが強いのかがわかりました。相手のダイマックスに対して死に出しし、剣舞→ダイウォール→ダイフェアリーでほとんどのダイマックスエースを止めることができるのが非常に優秀でした。ダイマックスを切らずとも、時間を稼ぐことができるため、うまくダイマックスを枯らして後続のエースを安心して展開させることもできます。また、このポケモン自体が剣の舞とアッキのみと先制技により強力な詰め筋となることができるため、ダイマックスを切る切らない問わず汎用性が高いポケモンでした。
構築全体としてドラパルトやパッチラゴンが苦手なため、その対策としても重要。その場合、水にダイマックスを切る必要が薄ければ、この子にダイマックスを切るプランを取ることも多かったです。
〇パッチラゴン
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりスカーフ
特性:はりきり
実数値:165 - 167(252) - 110 - 90 - 91(4) - 127(252)
技構成:でんげきくちばし/げきりん/つばめがえし/ほのおのきば
調整意図:AS極振り
エースバーンやギャラドスなどの水タイプへ優位に立てるポケモンとして採用。
火力がバグっておりエースバーンはもちろんH振りハッサムすら確定1発で持っていける火力です。HBポリゴン2も確定2発なので後出しを許しません。
とはいえやはり命中不安という大きな負け筋要素を持つため、積極的には選出せず。が刺さりにくく、かつ地面タイプがいないときに先発要員として選出していました。この子のおかげか難敵ラプラスやドヒドイデは全く選出されなかったため、いるだけで圧力になってくれていたようです。
というポケモンは、苦手な構築に対して一定の確率で切り返せるポケモンとして優秀だなと感じました。
〇ドラパルト
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
特性:すりぬけ
実数値:163 - 126 - 95 - 167(252) - 96(4) - 194(252)
技構成:りゅうせいぐん/かえんほうしゃ/ハイドロポンプ/かみなり
調整意図:CS極振り
(火力参考:珠ハイドロポンプでH252D148カバルドンを87.5%の乱数一発)
対面性能の高い、特殊アタッカーとして採用。
広範囲で弱点を突きやすい特殊アタッカーというだけでかなり使いやすかったうえ、エースバーンより速くダイナックルを無効化できるという点もすごく魅力的なポイント。
を採用していることからカバルドンがよく選出されるだろうと思ったので、不意の一撃でカバルドンを吹き飛ばせるハイドロポンプを採用しました。この技は思った以上に使い勝手がよく、雨ダイストリームでキョダイマックスエースバーンを確定一発で倒せるため、裏のエースバーンが予想できる展開では先にダイマックスを切ることを意識しました。カバルドン処理に対する乱数が大きく変わるため、ひかえめで採用。ほんとはドラパルトミラーを考え臆病にしたいのですが、そこは割り切りました。
かみなりはダイマックス時の火力と雨とのシナジーで採用しましたが、とびはねる中に命中する効果が刺さる場面が結構あり、S一段階上昇エースバーンのとびはねるに合わせて打つことで無償突破できる場面もありました。そのときはめちゃくちゃ気持ちよかったです。。
水の解説で少し触れましたが、水がダイストリームをよく打つため、雨の恩恵を受ける場面が多くありました。特にかみなり必中はすごくありがたかったです。逆にでダイストリームを打つことで水のすいりゅうれんだの火力増強につながるため、シナジーがとれているいい組み合わせとなってくれました。
〇ハッサム
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
特性:テクニシャン
実数値:175(236) - 200(252) - 121(4) - 67 - 101(4) - 87(12)
技構成:バレットパンチ/ダブルウイング/ばかぢから/でんこうせっか
調整意図:攻撃→極振り
HP→16n-1
残り耐久と素早さへ
(火力参考:H116B4トゲキッスをバレットパンチで確定一発)
対フェアリー及び先制技でのスイーパーとして採用。
”対面構築”という言葉は第5世代の頃に誕生したと記憶していますが、その際に採用されていたのが、この鉢巻。フェアリータイプに苦しめられていたこと、弱点が少なくテクニシャン補正が乗る先制技のおかげで幅広く打ち合うことができることから、第8世代の対面構築にも入りうるスペックを持っている、と思い最終日の土壇場で採用を決めました。
正直なところ、自身のダイマックス性能に乏しく対ダイマックスに対しても火力不足だと考えていたためそれほど期待してはいなかったのですが、相手にダイマックスを切らせたあとの制圧力は非常に高く、自身の耐性の優秀さもあって対フェアリーに留まらず切り返し要員やスイーパーとして非常に優秀でした。
技構成はバレットパンチとでんこうせっかは確定。ウーラオスなどに強く出れ、2段攻撃が魅力なダブルウイング、最後にナットレイやドリュウズ、その他ポリゴン2などへの有効打となれるばかぢからを採用しました。とんぼがえりについては、とんぼがえり自体が有効打となれるポケモンが少ないこと、サイクル戦は想定しておらずこの子の出番も2,3番手となることが多いため必要性が乏しく、それよりも技範囲を広げたほうがよいと思い採用を見送りました。
第5世代のときに使用していたポケモンをそのまま活躍させられることにすごくロマンを感じながら使用していました。なによりめちゃめちゃカッコいい。
【選出パターン(例)】
基本選出:・水・or
炎・氷・バンギが2体以上かつ地面タイプがいない:・水・or
炎・氷・バンギが2体以上かつ地面タイプがいる:水・・or
受けループ:・水・or
その他状況に応じて
選出率:水>=>>=>>>
【重いポケモン】
・エースバーン…このポケモンが重くない構築は存在しないと思っています。対応については後述
・ドラパルト…水がドラパルトに弱く、こちらのは準速なのでドラパルトミラーは不安が残ります。初手で処理できれば万事解決ですが、基本的にはも連れていきます。
・ミミッキュ…この構築にはエースバーンもゴリランダーもさらにはドリュウズも固い物理受けもいないため、嬉々として出てきます。がいると安定しますが基本選出が崩れるため、実際には水のダイマックスターンを管理し上からすいりゅうれんだを当てられる状態をつくること、相手がアッキならで切り返すことを意識して立ち回っていました。
・イエッサン…実はとんでもなく苦手なポケモン。先制技を無効化されるのでですら安定せず、他のポケモンはワイドフォースでぶち抜かれます。先発で出てくることが多いポケモンなので、のミラーコートで対応できたのが幸い。
【VSエースバーン】
このポケモンに対応できなければ現環境ではまともにポケモンができないので、あえて別項目で。
基本的には&水&orで選出します。基本選出は崩しません。(というより現環境、エースバーン入りに選出できないポケモンは基本選出とはいえませんね…。
エースバーン入りへの勝利ルートは水でダイマックスを切り、エースバーンのダイジェットを耐え弱点保険を発動させつつ倒すこと。そしてそのまま全抜きを狙うこと。
エースバーンが初手で出てこない場合は、この勝ち筋を狙っていきます。ただし、この勝ち筋を崩されるのは、ダイナックルでAを一段階上昇されることです。これをされると水がダイジェットを耐えなくなり、全抜きされます。
この構築にゴーストタイプを2体採用している理由は、相手のダイナックルを抑制するためです。それでも打ってくることがあるため、水で全抜きを狙える場合は、エースバーンとの対面で安易にを場に残さず、捨て覚悟でを後投げします。たとえが2発で倒されても、ダイナックルさえ打たせなければ水で勝ちを拾えるためこの立ち回りで大丈夫です。
最悪なのはエースバーンが初手に出てきた場合で、こうなると即引き、吹雪で削って捨て、特殊ワンチャンにかけてミラーコート、自暴自棄ぜったいれいどのいずれかを選択することになります。とがいるからかあまり初手で出てくることは多くなかったですが、こうなったら腹を括りましょう。
とにかく今シーズンはこやつに苦しめられましたし、今後も苦しめられることでしょう…。
【おわりに】
シーズン終了5日前まで5桁順位をさまよっており、全く新環境についていけていませんでしたが、自分が使い慣れているポケモンと戦術を使うことで、ギリギリ構築が間に合いました。
特に最終日はバイバニラをはじめポケモンたちみんなが頑張ってくれたので、なんとか2桁順位に到達できました。
バイバニラというポケモン、あまりメジャーではなく型が判別しにくいという点もあると思いますが、このポケモンを主軸にして最終2桁を2回とれているので、もっと注目されてもいいポケモンなのかなと思っています。これまで実績がない私が好成績を出せているのは、間違いなくこの子のおかげです。
3シーズン連続で最終2桁順位を達成できたのは出来すぎだと思いつつも、もっと上を目指せるように頑張っていきたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke
【ポケモン剣盾S7シングル最終59位(レート2065)~壁剣舞ゴリラプラス構築~】
こんばんは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン7~にて、シーズン6に引き続き2回目の最終2桁を達成することができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:まつみ くろ
順位:59位
レート:2065
【構築経緯】
シーズン終盤の6/27頃まではウソッキー軸対面構築などを使用していましたが、全く勝てずじまい…。
そんな中、そのときに初めてゴリランダーを使用してみたのですが、襷を別のポケモンに持たせていたためグラスシードを持たせて剣舞搭載してみたところ、特性・持ち物・技がすべてかみ合い、火力・耐久・先制技を高いレベルで保持できる型であったことから、このポケモンを生かしたいと考えたのがはじまりです。
その際にたまたま一緒にいたキョダイラプラスに光の粘土を持たせてみたところ、キョダイセンリツからのゴリランダー展開が非常に強力であり、アッキミミッキュよりも火力・耐久・技の質が優れていることから強い勝ち筋になると感じたため、急きょゴリランダー&ラプラスを軸に構築を組むことに。
この2体を軸とした理想の試合展開を考えたところ、
①先発で1体倒すorラプラス圏内まで削る
②ラプラスがキョダイマックスし、壁を貼りながら相手の2体目を倒すorダイマックスを切らせる
③壁グラスシードで3倍の物理耐久を持ったゴリランダーで剣舞を積み、全部なぎ倒す
というのがわかりやすく強い勝ち筋だと思ったことから、3体目として
・出し負けしにくく大きく削りを入れることができる先発ポケモン
を探した中で、呪い痛み分けミミッキュに着目。最低でも電磁波&削りを入れることができ、状況によっては複数体に負担をかけることができること、また先発ミミッキュによりアッキミミッキュの線を消すことでラプラスの光の粘土を考慮されにくくする効果も期待できることから、このポケモンを先発要員として採用することにしました。
ミミッキュ&ラプラス&ゴリランダーがこの構築の基本選出となります。
残りの3体はゴリランダーが苦手なポケモンへの補完を考えた中で、
・ゴリランダーが手も足もでないアーマーガアに対して強く、ゴリランダー展開ができないときのエース枠としてエースバーン
・苦手なドラパルト、トゲキッス、リザードンなどに対して強い圧力があり、初手ステロサポート展開ができる襷バンギラス
・エースバーンに対して強く、電磁波が効かない電気・地面に対して強めな残飯ドラパルト
の3体を補完枠として採用し、構築が完成しました。
【コンセプト】
・壁ゴリランダーによるパワーの押し付け
・ぶれない立ち回りをするための幅広く対応できる基本選出
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇ゴリランダー
性格:いじっぱり
持ち物:グラスシード
特性:グラスメイカー
実数値:193(140) - 188(204) - 111(4) - 72 - 91(4) - 125(156)
技構成:ウッドハンマー/ドレインパンチ/グラススライダー/つるぎのまい
調整意図:HP→16n+1
素早さ→最速バンギラス抜き(だいたいのアッキミミッキュ抜き)
残り攻撃
構築の軸にして大エース。今までのゴリランダーが食べ残し・即時発動アッキの実・反動無し命の珠を全部持っておりかつタイプ一致のリスクなし不意打ちを持っている、というとんでもないモンスター。
特性・持ち物・技がすべてかみ合っており、剣舞1積みグラススライダーで耐久無振りギャラドス程度なら余裕で確定1発にできる火力と、エースバーン(火力補正持ち物無し)のダイバーンも確定で耐えるほどの耐久力を合わせもちます。
自動回復も持つため場持ちが非常に良く、簡単に剣舞を積め、それにより先制技で多くの相手を縛れるようになるなどすべてがかみ合っています。
キョダイセンリツから展開するとさらに強力で、実質防御が3倍になるため、相手のダイマックスを耐えつつ剣舞を積み、ダイマックスが切れたタイミングで先制グラススライダーにより倒す、という流れが非常に強力。
また、アッキミミッキュに対して圧倒的に強く、壁さえ貼っておけば皮無し剣舞2積みのダイマックスミミッキュさえも対面で倒すことができます。
これまで猛威を振るっていたラプラス&アッキミミッキュがかわいく思えるくらいの強さで、まさしくエースでした。
〇ラプラス(キョダイマックス個体)
性格:ひかえめ
持ち物:ひかりのねんど
特性:シェルアーマー
実数値:219(108) - 94 - 104(28) - 150(252) - 116(4) - 95(116)
技構成:うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/こおりのつぶて
調整意図:特攻→極振り
素早さ→麻痺したエースバーン抜き
残り耐久
構築の軸にして壁貼り要員。
単純に壁を貼ってからの殴り合いが強く、その上後続のサポートができるという至れり尽くせりなポケモン。
基本的にミミッキュから繋ぐため、麻痺したエースバーンを上から叩けるところまで素早さに振っています。この調整は非常に重要。
また、こおりのつぶてはミミッキュが削った相手をスムーズに処理したり、ダイマックス後に削りを入れたりと活躍する場面が多かったです。耐久ポケモンがきつめなため絶対零度も入れたくなりますが 、つぶてが役に立った場面も数多くあったため間違っていなかったと思います。
キョダイマックスのタイミング、キョダイセンリツを打つタイミングがはじめの頃は慣れなかったですが、基本的にさっさとキョダイマックスしキョダイセンリツを打ってしまうのが間違いない立ち回りかなと。
今回初めてラプラスを使用しましたが、とてもスペックが高く、ゴリランダーと合わせて構築の主軸として活躍してくれました。
〇ミミッキュ
性格:おくびょう
持ち物:ひかりのこな
特性:ばけのかわ
実数値:131(4) - 86 - 132(252) - 67 - 125 - 162(252)
技構成:でんじは/みがわり/いたみわけ/のろい
調整意図:BS極振り
先発要員として採用。
先発じゃんけんをしたくなかったので、誰に対しても一定以上の活躍を見込めるポケモンを探したときに、この型のミミッキュが頭に浮かびました。
もちろん使われて嫌なポケモンではありますが、実際に使用したところほぼ確実に電磁波を入れることができかつ身代わりで回数を稼げることから、決して分の悪い運勝負ではなく、悪くとも痛み分けで半分程度は削ることができる、もちろん運がよければ1~2体持っていけるなど、相手のゲームプランをぐちゃぐちゃにできる強力な型だと感じました。
ただしもっとも初手対面が多かったエースバーンに対してはかなりシビアで、かえんボールをかわし電磁波を当て、ばけのかわを残しつつ突破することがあれば、ラムで回復されたり、電磁波外したり、アイアンヘッドで怯んだりもしました。そのときは因果応報だなと悟ってました・・・。
また、受けループに対して非常に強く、ドヒドイデの熱湯で身代わりが壊れないため、電磁波呪い痛み分けでかなり優位に立ちまわれます。最終日に数多く見かけたドヒドイデに対して強かったのは思わぬ強みでした。
〇エースバーン
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
特性:リベロ
実数値:155 - 168(252) - 96(4) - 70 - 95 - 188(252)
技構成:かえんボール/とびひざげり/とびはねる/ふいうち
調整意図:AS極振り
対鋼、特にアーマーガアへの圧力となる枠として採用。
ゴリランダーがどうしても通せなさそうなときにはこちらをエース枠として選出します。
ダイマックスを切っても切らなくても強く立ち回れるようこの技構成にしています。
この構築での選出率は低いですが、かなりの圧力をかけていたと思います。
〇バンギラス
性格:ひかえめ
持ち物:きあいのタスキ
特性:すなおこし
実数値:175- 128 - 131(4) - 161(252) - 120 - 113(252)
調整意図:CS極振り
とにかくドラパルト、トゲキッス、リザードンがきつかったため、それらの圧力となるポケモン兼先発ステロ要員として採用。
先発で出てきそうなドラパルトやナットレイ、ドリュウズなどに不利を取りたくないため特殊仕様となっております。そのため対キッスは電磁波を撒くことしかできません。ただ先発で出す仕様上 、トゲキッスと打ち合う機会はそうないため、対面では電磁波、ステロを撒いて裏のキッスを削る、ということができれば十分にトゲキッス対策となっています。リザードンらも同様です。
また、ステロを撒くことでエースバーンが通しやすくなる、ゴリランダーの剣舞グラスラで倒せる範囲が広がるなど、エースとのシナジーが高いことから、ステロが刺さる構築にはミミッキュに代わって先発として出していました。
構築の苦手要素を補完してくれた縁の下の力持ちでした。
〇ドラパルト
性格:おくびょう
持ち物:たべのこし
特性:のろわれボディ
実数値:193(236) - 126 - 117(172) - 121(4) - 96(4) - 191(92)
技構成:たたりめ/でんじは/おにび/みがわり
調整意図:HP→16n+1
素早さ→最速エースバーン抜き抜き抜き
残り防御
さすがにエースバーンに弱いなと思ったため、スペックの高いドラパルトを対エースバーンに強い型で採用。
ただ、エースバーンは基本選出でなんとかしていたため、ほとんど出番がなく、最終日に至っては一度も選出しませんでした。
改良を加えるなら間違いなくこのポケモンから。ただ今回は時間もなかったため特に動かしませんでした。
【選出パターン(例)】
アーマーガア入り:ミミッキュorバンギラス・エースバーン・ラプラスorゴリランダー
ステロの通りがいい場合:バンギラス・エースバーン・ラプラスorゴリランダー
※7割以上は基本選出であり、一番パワーがある選出です。ゴリランダーの通りが悪いときのみ他選出を考えてました。
【重いポケモン】
・すりぬけドラパルト…壁ゴリランダー最大の敵。ただ早い段階で出てきてくれればミミッキュやラプラスでどうにかなったり、グラススライダー圏内まで削ればなんとかなったり、そもそも物理ならゴリ押せたりします。バンギラスの圧力に期待しつつ基本選出でゴリ押してました。
・初手ラムエースバーン…電磁波ミミッキュ最大の敵。これが来ると裏のラプラスまで被害甚大です。こうなると技外しを祈るしかなくなります。なお先発でなければなんとかなります。
・ブラッキー…状態異常耐性がほとんどなく、ゴリランダーも通せないのでかなりの難敵。真面目に対策するならエースバーンを選出するべきですが、ブラッキーごときに基本選出を歪まされたくないと考え、見事に返り討ちにされました…。
【おわりに】
今シーズンは現環境ラストシーズンのため、めいっぱい楽しもうと思ってました。そんな中で強い並びが思いついたため、最終日に挑むことに。最終日の朝4時時点で4桁順位になったときはさすがに諦めようかと思いましたが、結果的に2シーズン連続で2桁順位を取れ、最高の形で締めくくることができました。
来シーズンからは大きく環境が変わりますが、まずは色々なポケモンに触れてみたいと思ってます。 とはいえまだノープランですが…。
これからも楽しくポケモンをして、できればまたいい成績を収めたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke
【ポケモン剣盾S6シングル最終57位(レート2126)~バイバニラ軸対面構築~】
はじめまして。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン6~にて、念願だった最終2桁を達成することができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:まつみ くろ
順位:57位
レート:2126
【構築経緯】
私が一番力を入れてポケモン対戦をしていたのが第5世代のときであり、そのときにはノオースタンという構築を愛用していました。
今作でポケモン対戦に復帰するにあたり、まずはノオースタンを組んでみたところ、襷ユキノオーの対面性能が非常に高いことがわかりました。
その後、バイバニラに特性:ゆきふらしが追加されていたと知り使用したところ、ユキノオー以上に使いやすかったため、第3シーズンからはバイバニラを軸にパーティを編成することに。
今シーズンは今までの経験をもとに構築を組み上げていきました。
①主軸となる襷雪降らしバイバニラ
②対面性能最高のポケモンでありダイマックスエースを切り返せるトリックルームミミッキュ
③トリルとの相性が抜群でかつバイバニラが苦手なポケモンに強く出れるラム剣舞ドサイドン
④バイバニラが苦手な炎・氷タイプに強く、他にも多くの相手と打ち合え先制技を持つなど対面性能が高いアシレーヌ
まではすぐ決まりましたが、残り2枠は試行錯誤を繰り返し、最終的には
⑤上4体が苦手とするラプラスやロトムに対して強い圧力をかけることが出来るパッチラゴン
⑥地面やフェアリーに強く、特性ミラーアーマーと持ち前の耐性と耐久のおかげで幅広く打ち合えるハチマキアーマーガア
を採用し、構築が完成しました。
【コンセプト】
・バイバニラを軸とした対面構築
・相手の想定外から勝ち筋をつくりだす
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
〇バイバニラ
性格:うっかりや ※ドラパルトのドラゴンアローをできるだけ耐える(陽気珠までなら高乱数耐え)+ミラーコートのダメージを上げるため
持ち物:きあいのタスキ
特性:ゆきふらし
実数値:146 - 116(4) - 105 - 178(252) - 99 - 131(252) ※特防個体値は22~23(ミラーコートのダメージを上げるため、個体値0もあり?)
技構成:ふぶき/ミラーコート/ぜったいれいど/こおりのつぶて
調整意図:CS極振り ※素早さは最速アーマーガア及び準速ホルード抜き
構築の軸。ふぶき+あられ+つぶてでの処理性能が非常に高く、ドリュウズも高乱数で倒すことができます(怯まなければ…)。また、残飯非所持のH振りナットレイもふぶき+あられ+ふぶきによって高乱数で倒せます。
霰のおかげで相手のタスキ持ちに一方的に強く、特に最終日は初手ホルードを倒して数的有利を得ることが多かったです。
ミラーコートはアシレーヌやロトム等に打つほか、トゲキッスはオーロラベール警戒でダイバーンを打ってくる可能性が高いため、強気にミラコを選択していました。この技のおかげで特殊の炎や水に勝てるようになるため、対面で対応出来る相手が大幅に広がりました。
ぜったいれいどは耐久ポケモン用及び不利対面でのワンチャン狙い用。襷のおかげで強引に回数を稼げるため、後続に負担をかけたくないこの構築では結構打つ機会はありました。ドヒドイデとの初手対面では脳死で連打します。
今環境は強力な炎タイプが少ないことや主な鋼タイプがドリュナットやアーマーガアなど氷技が通る相手が多いことから、氷技の一貫性が非常に高いと感じています。
その中で必中威力110技を打てるバイバニラが弱いわけがなく、ミラーコートや(この型では所持していませんが)フリーズドライを覚えることから、バイバニラの欠点のひとつである技範囲の狭さを感じさせません。
種族値配分が...と言われたりもしているようですが、ナットレイなど多くの相手を2発で倒せる火力、最速アーマーガアの上を取れる素早さやドラパルトのドラゴンアローをある程度耐える耐久、つぶてに一定の火力を出してくれる攻撃など、この型で使うにはむしろ絶妙な種族値配分だったと思っています。
バンギラス入りや通りが悪い場合を除き、多くの試合で先発として選出していました。
間違いなく構築のMVPです。
〇アシレーヌ
性格:ひかえめ
持ち物:たつじんのおび
特性:げきりゅう
実数値:175(156) - 84 - 123(228) - 176(108) - 137(4) - 82(12)
技構成:うたかたのアリア/ムーンフォース/エナジーボール/アクアジェット
調整意図:耐久→A252↑珠ドラパルトのダイホロウ(ゴーストダイブ)確定耐え
特攻→11n
端数は特防と素早さへ
相手にヒヒダルマやパルシェンなどの氷タイプ、エースバーンやウインディなどの炎タイプがいるとバイバニラを出しにくいため、そう言った場合の初手要員として採用。
かなり防御に厚く振っておりますが、ドラパやドリュなどにダイマックスをされても一撃入れられるようにするためです。ハチマキヒヒダルマの地震も耐えます。
持ち物はラプラスやダイマックスドラパルトなどをできるだけ削れるように達人の帯を採用しました。最終日にりゅうまいバンギをムンフォ→アクジェで処理できた(乱数のようです)ので、正解だったと思います。
水技は当初(ある程度Dに振ったカバルドンを1発で倒すため)ハイドロポンプにしておりましたが、あまりにも外したので素直にアリアへ変えました。
この子がいたおかげで初手アシレーヌを意識させることができ、初手バイバニラが通しやすくなるというメリットもありました。
あと、ナットレイ入りには絶対に選出しませんでした。
〇パッチラゴン
性格:いじっぱり
持ち物:ロゼルのみ
特性:はりきり
実数値:165 - 167(252) - 110 - 90 - 91(4) - 127(252)
技構成:でんげきくちばし/げきりん/つばめがえし/ほのおのきば
調整意図:AS極振り
ラプラスやロトム系統への圧力となるポケモン、またダイマックスエースとして採用。
ラプラスの後ろにミミッキュやピクシーが控えていることが多いため、それらへの対策としてロゼルのみを持たせました。トゲキッスのダイフェアリーを耐えるなどの恩恵もありました。今シーズン爆増していたアッキミミッキュを素で抜けるのは大きなポイント。
ダイマックスエースとしては鈍足でありドラパドリュなどの環境トップに弱いため使い方は難しいですが、うまく構築の穴を埋めてくれたと思います。
〇アーマーガア
性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
特性:ミラーアーマー
実数値:194(164) - 152(252) - 126(4) - 60 - 106(4) - 98(84)
技構成:ブレイブバード/アイアンヘッド/とんぼがえり/ねごと
調整意図:攻撃→極振り
素早さ→一段階上昇で最速ギャラドス抜き
残り耐久
対地面フェアリー、特にドリュウズへの圧力として採用。
最初はHB鉄壁で使用していましたが、トゲキッスや特殊ドラパルトに大きく隙をみせ、この構築には合ってないと感じたことから試行錯誤の末、ハチマキにたどり着きました。
ハチマキにすることでH179までのトゲキッスをアイアンヘッドで確定1発、耐久無振りドラパルトをブレイブバードで高乱数1発となる火力が出ます。
有利不利がはっきりしているこのポケモンにとって対面操作出来るとんぼ返りは非常に強力な技です。寝言は欠伸持ちへのささやかな抵抗。またバタフリー対面で一度大活躍しました。ダイウォールの元ともなります。
ミラーアーマーのおかげで能力ダウンに対して強く、多くの耐性と十分な耐久があることからハチマキ適正が高いポケモンだと感じました。
初見で鉢巻は絶対読まれないため交代でトゲキッスやドラパルトなどが出てくることもよくあることから、そのまま戦闘不能にすることも多々。
「なにより意表がつける」と言った言葉がありますが、実際そこが最大の強みで、相手にとって想定外の火力を出せることによる奇襲性能はやみつきになります。
〇ミミッキュ
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
特性:ばけのかわ
実数値:159(228) - 156(252) - 104(28) - 63 - 125 - 116
技構成:じゃれつく/かげうち/のろい/トリックルーム
調整意図:攻撃→極振り
HP→命の珠の反動ダメージを少なくするため10n−1、残り防御
対面性能の高いポケモン、またトリックルーム起動要員として採用。
できるだけ対面性能を上げるために命の珠を持たせました。特に影打ちの威力が上がることがとてもありがたかったです。トリックルームのカモフラージュになるのも◎。
ギャラドスなどのダイマックスエースへの切り返しとしてトリックルームが非常に重宝しました。相手からみえない勝ち筋をつくることができることがこの技の最大の強みだと思います。
ドリュウズ、オノノクス入りや対受けループ以外にはほとんど選出していました。
〇ドサイドン
性格:いじっぱり
持ち物:ラムのみ
特性:ハードロック
実数値:213(180) - 211(252) - 151(4) - 67 - 76(4) - 69(68)
技構成:じしん/ロックブラスト/ほのおのパンチ/つるぎのまい
調整意図:攻撃→極振り
素早さ→4振りカバルドン抜き
残り耐久
ラムの実を所持していることから欠伸カビゴンに対して圧倒的に強く、カビゴン対面で2度剣舞をすることでカビゴンを突破しつつそのまま勝てることも多数。重いことからヘビーボンバーのダメージは微々たるものなのもありがたい。
相性がはっきりしているため有利対面で積極的に剣舞し、交代先のポケモンにダイマックスを切って持ち前の耐久とハードロックと合わせて強引に倒す動きが強かったです。
炎のパンチはアーマーガアやナットレイの処理に役立ちます。ただしHB鉄壁アーマーガアにはダイマックスを切る必要があります。
バイバニラが苦手なポケモンを補完してくれ、かつトリルとの相性も抜群で、エースとして活躍してくれました。
【選出パターン(例)】
炎・氷・バンギが2体以上:アシレーヌ・ミミッキュ・ドサイドン
受けループ:バイバニラ・パッチラゴンorミミッキュ・ドサイドン
その他状況に応じて
選出率:バイバニラ>ミミッキュ>ドサイドン>アシレーヌ>>パッチラゴン>アーマーガア
【重いポケモン】
・ラプラス…壁に対する対抗手段がないため、キョダイマックスされると絶望的。出来るだけ対面で削る手段を持たせていました。パッチラゴンやアーマーガアを嫌ってか選出されない場合もあるため、最後の方は割り切って立ち回っていました。
・ヒヒダルマ…初手ダルマにはアシレーヌを合わせるしかないのが本当にキツイです。一度退かせてだいたいいる裏のカビゴンをドサイドンの起点にする立ち回りをしていました。
・ピクシー…先に展開されてしまうと突破不能になります。特に下からの行動となるドサイドンは選出を控えるように意識しました。
・ロトム系統…特に水ロトムと草ロトムは非常に重いです。パッチラゴンを連れていくか初手バイバニラのミラーコートで強引に処理していました。
【おわりに】
シーズン2からランクマを始め、念願だった最終2桁を、信頼して使い続けてきたバイバニラと一緒に達成できたことはすごくうれしいです。
また、再びポケモンを始めるきっかけをくれ、色々とサポートしてもらった友人たちにはとても感謝しています。
6月末から環境が大きく変わっていくと思うので、引き続きポケモンを楽しんでいきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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