こんにちは。まつみと申します。
今回、ポケモンチャンピオンズ「シーズンM-6」において最終チャンピオン級を記録したため、使用した構築についてまとめました。
【最終結果】



TN:まつみ
順位:288位
レート:2369.314
【構築経緯】
火力が高い・堅い・遅いのメガグソクムシャ、トリックルーム下で使ったら強そう!
というあまりにも単純すぎる発想から構築をスタート。
メガグソクムシャを運用する際に、一番のネックとなるのは炎弱点。相手が隠し持っている炎技が怖く、結局選出できず…となってしまうところを、素早さ逆転によって上からの炎技被弾を抑え、強くグソクムシャを使おう!というのが本構築のコンセプトです。
トリックルームの展開要員は ①行動保障を持っている ②対面性能が担保されている ③選出時点で戦術バレしにくい という理由でミミッキュを選択。
ここでトリックルーム戦術について。トリックルームは5ターンの間、素早さの遅い順から攻撃できるようになる技。発動ターンが差し引かれるため実質4ターン、さらに後続のポケモンが恩恵を受けることができるのは最大3ターンとなります。この3ターンを有効に生かす必要があり、基本的には2番手トリックルーム⇒3番手トリルエースで全抜き。というのが基本的な流れです。
そのためトリル戦術で最も重要となるのは、数的有利または2vs2の状況をつくること。この状況をつくることで、3ターンという短いトリルターンを有効に活用することができます。
つまり、初手で出すポケモンがめちゃめちゃ大事、というわけですね。もちろん全対応が出来るポケモンはいませんが、幅広く殴れる、有利を取れるポケモン選びが必要となります。
私はその枠として、襷剣舞ガブリアスを選択。理由は①シンプルにステータスが高い ②ドラゴン・地面の技範囲が広い ③襷・鮫肌により削り力が高い ④剣の舞により受け崩しを担える ⑤相手視点では型判別が困難 など。
初手ガブリアス+2番手ミミッキュ+3番手メガグソクムシャ が第1の軸となります。
残りのメンバーを決めるにあたり、まずは上記軸が選出できない相手を考えます。それはすなわちグソクムシャが選出できない相手。となると、トリックルームの恩恵があるとはいえ炎メガシンカへの選出は厳しいものがあります。
そのため、特にメガリザードンYを中心とした炎メガ相手に選出できるメガシンカ枠を別の軸として組むことに。トリックルーム戦術はそもそも対面構築の要素が強いため、①攻撃範囲が広い ②ガブリアスやミミッキュと組み合わせやすい ③炎タイプや鋼タイプに強い という点から、メガリザードンXをもう1体のメガシンカ枠として採用しました。
5体目には、初手ガブリアスが選出しにくい相手を考えます。思いつくのはセグレイブ、マンムー、マスカーニャ、カバルドン、アシレーヌなど。それに対応できるポケモンとしてすぐにバイバニラが思い浮かんだので、採用です。
ガブリアス+バイバニラ+メガリザードンX が第2の軸となります。
上記2軸のどちらかを選出することでおおむね幅広く戦うことができていたため、最後の一枠は流動的に。気がかりだったのが相手のアシレーヌを自由にさせやすいことだったため、圧力となるポケモンを探していたところ、ロズレイドと目が合ったため、最後の1枠として採用に至りました。
あくまでもメイン軸はトリックルームなのですが、第2軸であるガブ+バニラ+リザXも強力な軸であったため、相手に応じて両軸を使い分けるという戦い方をしていました。
【構築のポイント】
・トリル軸or対面軸と選出軸が明確であることによる安定感
・トリックルームによる思考の外からのエース運用
・ガブリアス、バイバニラによる対応力の高さ
【個別解説】
ポケモンは採用順に記載しております。
〇グソクムシャ

<持ち物>
メガストーン
<調整意図>
HAぶっぱあまりD
本構築のコンセプトにしてトリルエース。
堅くて強いを地で行くM-Cシーズン新ポケモン。サイクル型や積みきゅうけつ型がメジャーですが、今回はトリルエースとして考案しました。
最も悩んだのが技構成。トリルエースとして採用する以上、重要なのは幅広く殴り合えること。メイン技はアイアンヘッド。この技があることでボーマンダやアシレーヌと殴り合えます。きゅうけつは本当に強い技ですが、半減が多いため採用を見送り。インファイトはシンプルに打点の高さと、アーマーガアを殴れることを評価し、ドリルライナーより優先して採用しました。ギルガルドやサーフゴーへの打点は、先制技でもあるふいうちでカバーします。また、剣の舞についても、短いトリルターンで相手の裏まで貫くために必須となります。
運用イメージはメガクチートに近いですかね。持ち前の耐久により強引に剣の舞を積みにいけることが独自の強みだと思います。トリックルームの恩恵として、やはり不意の炎技、例えばメガガブリアスなどを恐れずに運用できることが大きかったです。そもそも数値オバケなので、弱点さえ突かれなければ大暴れできます。
本構築のコンセプトとして遜色ない活躍をしてくれたポケモンでした。(若干メガリザXの方が活躍していた気がするのは内緒)
〇ミミッキュ

<持ち物>
いのちのたま
<調整意図>
H:16n-1、10n-1
A:最大
B:余り
トリックルーム始動要員。そして対面駒。
個人的に、トリックルームを貼るならこの子一択だと思っています。理由は構築経緯で書いたとおりですが、一番は戦術バレがしにくいことですね。さらに2番手適性が高く、例えば初手ガブリアスが数的有利を取り切れなかった際に、ばけのかわを残したまま処理しやすい。(相手視点、剣の舞などを考えると安易な交代はしにくい。)これにより行動保障を保ったまま安全にトリックルームへと繋げることができます。
技構成は、これしかないかなと。
努力値に関しては、はじめは防御に厚めに振っていたのですが、火力が欲しいことが多かったため(特に影打ちのリーチが欲しい)、攻撃に寄せました。
基本的にはトリル軸としてグソクムシャと合わせることになりますが、もちろん対面駒としても優秀なため、メガリザXと合わせた選出もしていました。特にギミックパに対する呪いが本当に偉かったです。
剣盾でもSVでも、この子をトリックルーム要員として運用しており、今でも私のポケモン対戦では欠かせない子です。
〇ガブリアス

<持ち物>
きあいのタスキ
<調整意図>
ASぶっぱあまりH
先発エース。
私がチャンピオンズで最も使用しているポケモンがガブリアスであり、その中で最も使用しているのがこの型。
ドラゴン・地面による技範囲はもちろんですが、剣の舞による崩し性能が最大の強みであり、有利対面からの剣の舞によって何度もイージーウィンを取ってきました。本来簡単に対応されるアーマーガアに対しても受けを成立させないため、対面構築の弱点である高耐久相手への手詰まりという点を解消していることが、先発要員としてこの子を信頼している理由です。
打点重視で性格は意地っ張り。ほとんど困ったことはありませんが、唯一、フラエッテと対面するときだけは陽気であればなと思いますね。
グソクムシャ軸、リザードンX軸どちらでも選出するため、選出率は圧倒的トップです。
チャンピオンズでずっと欠かせない相棒であり、メガ枠を支える主軸として大活躍してくれました。
〇リザードンX

<持ち物>
メガストーンX
<調整意図>
最速ASぶっぱあまりH
もうひとりのメガエース。
個人的にリザードンはXの方が好みです。理由は対面性能の高さ。炎・ドラゴンの技範囲がとにかく優秀で、剣の舞によって数値受けも許さない。イチオシはニトロチャージの存在で、殴りながら素早さを上昇させる、さながら剣盾でいうところのダイジェットのような挙動をするため、隙を与えずに殴り続けられるところが、私がやりたい動きとマッチしています。
技構成について。アシレーヌを意識して雷パンチを採用した時期もありましたが、有効に機能せず剣の舞に戻しました。一番悩ましいのがげきりんorドラクロ問題。やはり打点に大きな差があるため、最終日も途中までげきりんを採用していましたが、ガブリアス+フラエッテのような相手に対し、せっかくニトロチャージを積めたにも関わらずげきりんを打たざるを得ず、フラエッテに処理されて負け・・・といった試合展開が続いたため、ドラゴンクローに変更しました。結果的にこの技変更が機能したため、正解ではありました。(最終日、ガブ+フラエッテ+アーマーガアの並びが多かったため)
性格、陽気or意地っ張り問題はリザX使いの誰もが悩むところだと思います。最速を取らないとスカーフガブリアスに一方的に負けますし、メガカイリューにS勝負負ける可能性があります。少しでも打点が欲しいんですが、そこをグッとこらえて陽気にしています。
グソクムシャとWエースという扱いでありますが、グソクムシャを差し置いてしまうほどの大活躍。何度も全抜きを決めてくれた、大エースでした。
〇バイバニラ

<持ち物>
とけないこおり
<調整意図>
C:11n最大
S:2振り水ロトム抜き
残り耐久
ガブリアスのフォロー担当であり、対面駒。
初手ガブリアスが苦手なセグレイブ、マンムー、マスカーニャ、カバルドン、アシレーヌあたりを一手に担ってくれます。特に今環境の襷枠として強力なセグレイブに対して強く動かせるのは大きなポイントです。
そもそもふぶきが非常に強力な技で、鋼や炎がいない相手に対してはこれを打っているだけで試合を壊せるほどです。フリーズドライ、こおりのつぶてを含めて技構成3つは確定。問題は4つ目の技で、私はぜったいれいどを採用しています。後出しが難しい構築である関係上、持ち前の耐久と合わせて不利対面を覆しうるこの技は、大いに採用しうる技だと思っています。まさにいざというときの必殺技ですね。(ただ、理屈抜きにして一撃技を快く思わない方もいらっしゃると思いますので、ここで多く語るのは控えます。)
前述のとおり、基本的には先発ガブ+バニラ+リザXの並びで選出することとなりますが、対面性能が高いポケモンのためバイバニラを初手に出したり、またトリル軸の先発として出すこともありました。一応、トリル枠のサブエースとしてのオプションもあります。
個人的な話になりますが、私は剣盾の頃からバイバニラを愛用してまして(詳しくは本ブログの別記事を参照)、すごく愛着のあるポケモンです。ただ仕様変更で霰⇒雪となったことにより、対面最強だった当時と大きく使い勝手が変わったため、チャンピオンズで評価されていることは知っていましたが、なかなか使いこなせずにいました。ただ先発ではなく後発として運用する意識を持つことで、ようやく自分自身がこの子を使いこなせるようになりました。
この子を活躍させることができたのが、このパーティを組めて一番うれしかったことですね。いつまでも最高の相棒です。
〇ロズレイド

<持ち物>
こだわりスカーフ
<調整意図>
CSぶっぱあまりB
アシレーヌに圧をかける子。そしてパーティの彩り担当。
選出に関してはほぼ上記5体で完結していたため、あまり選出されたくないアシレーヌに睨みを効かせる枠として採用。とはいえアシレーヌが居る際に出すかというと、基本選出でも対応が可能なため、選出率は低め。
ただカバマンダアシレのような並びには選出がしやすく、特性:しぜんかいふくのおかげで欠伸を受けてもカバを強引に突破した後、いったん引いて眠りを解除、という芸当が可能です。
持ち物に関してはこだわりスカーフを持たせ、殴り合い性能を高めています。技構成に関してですが、特にウェザーボールはバイバニラが降らせる雪とのシナジーを意識し、ボーマンダやガブリアスを奇襲的に処理する技として採用しています。
ちなみにこの枠に関して、特にリザとの並びでリザYを意識させるという意図もありフシギバナを採用した時期もあったのですが、特攻・素早さはロズレイドの方が高く、メガゲンガーやメガマフォクシーを最低でも1発上から殴れるという点も踏まえ、最終的にはロズレイドとしました。
バトル面ではあまり活躍の機会はなかったかもしれませんが、構築の"華"として、欠かせないメンバーです。
【選出パターン(例)】
①ガブリアス+ミミッキュ+グソクムシャ
トリル軸。グソクムシャを通せそうな場合はこちら。
炎タイプの絡まないスタンダードなパーティのほか、フィールド系やバトンなどのギミック系には積極的に選出します。
アーマーガア入りは判断が難しく、ビルドアップ型であればグソクムシャで貫通できるのですが、鉄壁型だと対応が難しくなります。最終日は無理せずリザX軸で戦うことが多かったです。
②ガブリアス+バイバニラ+リザードンX
メガリザX軸。相手に炎タイプがいる場合、そのほかトリル軸が難しい場合はこちら。
リザアマガやガブフラエッテ、フロルカイリュールカリオなど環境に多かった並びに対して強く動かせるため、最終日はこちらの軸を選出することの方が多かったです。
③リザードンX+対面駒(@2)
②の亜種。アローラキュウコン入りやエルフーン入りなど、ガブリアスを先発させることが大きなリスクとなる場合にリザX先発をすることが多かったです。後ろに対面駒として、ガブリアスやバイバニラのほか、ミミッキュ、ロズレイドが候補になってきます。こういった場合に、広く上から殴ることができるロズレイドを選出することがありました。
【要注意ポケモン】
●リザードン
見た瞬間にリザX軸の選出が確定します。ただ、ガブもリザXも見かけ上リザードンYに有利なのですが、最近のリザードンはB振りが多く、突っ張ってくると返り討ちに逢いかねないのが悩ましいところです。剣の舞を絡めたいのですが、舞後のターンが択になりがちです。
●アシレーヌ
基本選出の中にアシレーヌへの効果的な対応が乏しく、少なからず苦戦することになりますが、ガブでの地震やバイバニラでのフリーズドライ、グソクムシャのアイアンヘッド、ミミッキュの珠じゃれつくなど、ダメージを蓄積させる手段はいくらでもあるため、出てきたら嫌ですがなんとかなるポケモンでもあります。
●カバルドン
バイバニラ以外で突破困難なバケモノ。眠らされようがなんだろうが、バイバニラでふぶきを打ちに行きました。砂状態でもお構いなしです。7割でカバを倒せるなら当然打ちます。それくらい厄介なポケモンです。
●イエッサン
火力が高く、サイコフィールドによる先制技封じが厄介。トリル軸のおかげでフィールドギミック自体は苦にならないのですが、イエッサン単体がきつく、特に襷・スカーフの場合、ワイドフォースを複数回打たれてしまいます。ガブリアスでスケイルショットを打ちにいくのが最善手ではありますが、臆病だと返り討ちになるため、少なからず被害を被ってしまいますね。
●アーマーガア
基本的にはガブを受けにくるため、そこを剣舞炎牙で返り討ちにするのが本構築の強いところ。・・・なのですが、たまにHB特化鉄壁型がおり、その場合は受けられてしまいます。そうするととんぼ返りからテンポをとられるため、やはり一筋縄ではいかないポケモンでした。それでもリザXやバイバニラ、グソクムシャでのごり押しも狙えるため、全体的には上手く戦えていた印象です。
●ボーマンダ
間違いなく現環境最強ポケモンだと思いますが、バイバニラをはじめとして多くのポケモンが殴れる手段を持っていることから、それほど苦戦はしなかった印象です。ただ炎技採用がちらつくため、出来るだけトリル軸の選出は控えていました。
【おわりに】
以前のマンスリーチャレンジで最終10位となった以降、優れた結果を残せておらず、特に最終チャンピオン級に関しては未達成だったため、達成したいという思いがありました。
一方で、ワンシーズンずっとポケモンに取り組む、というのが様々な兼ね合いで難しくなっており、特にランクマで結果を出すのは厳しいかなとも感じていました。
実際、シーズン終了10日前は6桁順位だったため、さすがにもうダメかなというところでしたが、思いつきから始まったトリル軸が上手くまとまり、最終日朝に大型連勝できたことでチャンピオン級に滑り込むことができました。
特に今回のパーティは ・剣盾の相棒バイバニラ ・同じく大好きなポケモンのガブリアス、ミミッキュ ・一番好きなメガ枠のリザX ・得意とするトリックルーム戦術 など、自分の好きなことや強みの要素を上手く取り入れることができたため、結果以上にとても満足のいくパーティを組むことができました。
今回は初のチャンピオン級ということもあり、11連勝中と絶好調でありながら最後は日和に日和ったため、次はさらに上を目指して頑張りたい・・・と言いたいところですが、ワンシーズン通して頑張るのは(色んな調整含めて)本当に大変なので、楽しく遊ぶ気持ちを第一に、これからもポケモンやっていこうと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
twitterID:@96omakasepoke











TN:まつみくろ
















































