【ポケモン剣盾S7シングル最終59位(レート2065)~壁剣舞ゴリラプラス構築~】
こんばんは。松実玄@おまかせあれ! と申します。
今回、ポケモン剣盾シングルランキングマッチ~シーズン7~にて、シーズン6に引き続き2回目の最終2桁を達成することができたため、本シーズンで使用した構築についてまとめました。
【最終結果】
T N:まつみ くろ
順位:59位
レート:2065
【構築経緯】
シーズン終盤の6/27頃まではウソッキー軸対面構築などを使用していましたが、全く勝てずじまい…。
そんな中、そのときに初めてゴリランダーを使用してみたのですが、襷を別のポケモンに持たせていたためグラスシードを持たせて剣舞搭載してみたところ、特性・持ち物・技がすべてかみ合い、火力・耐久・先制技を高いレベルで保持できる型であったことから、このポケモンを生かしたいと考えたのがはじまりです。
その際にたまたま一緒にいたキョダイラプラスに光の粘土を持たせてみたところ、キョダイセンリツからのゴリランダー展開が非常に強力であり、アッキミミッキュよりも火力・耐久・技の質が優れていることから強い勝ち筋になると感じたため、急きょゴリランダー&ラプラスを軸に構築を組むことに。
この2体を軸とした理想の試合展開を考えたところ、
①先発で1体倒すorラプラス圏内まで削る
②ラプラスがキョダイマックスし、壁を貼りながら相手の2体目を倒すorダイマックスを切らせる
③壁グラスシードで3倍の物理耐久を持ったゴリランダーで剣舞を積み、全部なぎ倒す
というのがわかりやすく強い勝ち筋だと思ったことから、3体目として
・出し負けしにくく大きく削りを入れることができる先発ポケモン
を探した中で、呪い痛み分けミミッキュに着目。最低でも電磁波&削りを入れることができ、状況によっては複数体に負担をかけることができること、また先発ミミッキュによりアッキミミッキュの線を消すことでラプラスの光の粘土を考慮されにくくする効果も期待できることから、このポケモンを先発要員として採用することにしました。
ミミッキュ&ラプラス&ゴリランダーがこの構築の基本選出となります。
残りの3体はゴリランダーが苦手なポケモンへの補完を考えた中で、
・ゴリランダーが手も足もでないアーマーガアに対して強く、ゴリランダー展開ができないときのエース枠としてエースバーン
・苦手なドラパルト、トゲキッス、リザードンなどに対して強い圧力があり、初手ステロサポート展開ができる襷バンギラス
・エースバーンに対して強く、電磁波が効かない電気・地面に対して強めな残飯ドラパルト
の3体を補完枠として採用し、構築が完成しました。
【コンセプト】
・壁ゴリランダーによるパワーの押し付け
・ぶれない立ち回りをするための幅広く対応できる基本選出
【個別解説】
※実数値表記は H - A - B - C - D - S の順で()内が努力値配分です。
また、赤色は性格上昇補正、青色は性格下降補正です。
なお、ポケモンは採用順に記載しております。
〇ゴリランダー
性格:いじっぱり
持ち物:グラスシード
特性:グラスメイカー
実数値:193(140) - 188(204) - 111(4) - 72 - 91(4) - 125(156)
技構成:ウッドハンマー/ドレインパンチ/グラススライダー/つるぎのまい
調整意図:HP→16n+1
素早さ→最速バンギラス抜き(だいたいのアッキミミッキュ抜き)
残り攻撃
構築の軸にして大エース。今までのゴリランダーが食べ残し・即時発動アッキの実・反動無し命の珠を全部持っておりかつタイプ一致のリスクなし不意打ちを持っている、というとんでもないモンスター。
特性・持ち物・技がすべてかみ合っており、剣舞1積みグラススライダーで耐久無振りギャラドス程度なら余裕で確定1発にできる火力と、エースバーン(火力補正持ち物無し)のダイバーンも確定で耐えるほどの耐久力を合わせもちます。
自動回復も持つため場持ちが非常に良く、簡単に剣舞を積め、それにより先制技で多くの相手を縛れるようになるなどすべてがかみ合っています。
キョダイセンリツから展開するとさらに強力で、実質防御が3倍になるため、相手のダイマックスを耐えつつ剣舞を積み、ダイマックスが切れたタイミングで先制グラススライダーにより倒す、という流れが非常に強力。
また、アッキミミッキュに対して圧倒的に強く、壁さえ貼っておけば皮無し剣舞2積みのダイマックスミミッキュさえも対面で倒すことができます。
これまで猛威を振るっていたラプラス&アッキミミッキュがかわいく思えるくらいの強さで、まさしくエースでした。
〇ラプラス(キョダイマックス個体)
性格:ひかえめ
持ち物:ひかりのねんど
特性:シェルアーマー
実数値:219(108) - 94 - 104(28) - 150(252) - 116(4) - 95(116)
技構成:うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/こおりのつぶて
調整意図:特攻→極振り
素早さ→麻痺したエースバーン抜き
残り耐久
構築の軸にして壁貼り要員。
単純に壁を貼ってからの殴り合いが強く、その上後続のサポートができるという至れり尽くせりなポケモン。
基本的にミミッキュから繋ぐため、麻痺したエースバーンを上から叩けるところまで素早さに振っています。この調整は非常に重要。
また、こおりのつぶてはミミッキュが削った相手をスムーズに処理したり、ダイマックス後に削りを入れたりと活躍する場面が多かったです。耐久ポケモンがきつめなため絶対零度も入れたくなりますが 、つぶてが役に立った場面も数多くあったため間違っていなかったと思います。
キョダイマックスのタイミング、キョダイセンリツを打つタイミングがはじめの頃は慣れなかったですが、基本的にさっさとキョダイマックスしキョダイセンリツを打ってしまうのが間違いない立ち回りかなと。
今回初めてラプラスを使用しましたが、とてもスペックが高く、ゴリランダーと合わせて構築の主軸として活躍してくれました。
〇ミミッキュ
性格:おくびょう
持ち物:ひかりのこな
特性:ばけのかわ
実数値:131(4) - 86 - 132(252) - 67 - 125 - 162(252)
技構成:でんじは/みがわり/いたみわけ/のろい
調整意図:BS極振り
先発要員として採用。
先発じゃんけんをしたくなかったので、誰に対しても一定以上の活躍を見込めるポケモンを探したときに、この型のミミッキュが頭に浮かびました。
もちろん使われて嫌なポケモンではありますが、実際に使用したところほぼ確実に電磁波を入れることができかつ身代わりで回数を稼げることから、決して分の悪い運勝負ではなく、悪くとも痛み分けで半分程度は削ることができる、もちろん運がよければ1~2体持っていけるなど、相手のゲームプランをぐちゃぐちゃにできる強力な型だと感じました。
ただしもっとも初手対面が多かったエースバーンに対してはかなりシビアで、かえんボールをかわし電磁波を当て、ばけのかわを残しつつ突破することがあれば、ラムで回復されたり、電磁波外したり、アイアンヘッドで怯んだりもしました。そのときは因果応報だなと悟ってました・・・。
また、受けループに対して非常に強く、ドヒドイデの熱湯で身代わりが壊れないため、電磁波呪い痛み分けでかなり優位に立ちまわれます。最終日に数多く見かけたドヒドイデに対して強かったのは思わぬ強みでした。
〇エースバーン
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
特性:リベロ
実数値:155 - 168(252) - 96(4) - 70 - 95 - 188(252)
技構成:かえんボール/とびひざげり/とびはねる/ふいうち
調整意図:AS極振り
対鋼、特にアーマーガアへの圧力となる枠として採用。
ゴリランダーがどうしても通せなさそうなときにはこちらをエース枠として選出します。
ダイマックスを切っても切らなくても強く立ち回れるようこの技構成にしています。
この構築での選出率は低いですが、かなりの圧力をかけていたと思います。
〇バンギラス
性格:ひかえめ
持ち物:きあいのタスキ
特性:すなおこし
実数値:175- 128 - 131(4) - 161(252) - 120 - 113(252)
調整意図:CS極振り
とにかくドラパルト、トゲキッス、リザードンがきつかったため、それらの圧力となるポケモン兼先発ステロ要員として採用。
先発で出てきそうなドラパルトやナットレイ、ドリュウズなどに不利を取りたくないため特殊仕様となっております。そのため対キッスは電磁波を撒くことしかできません。ただ先発で出す仕様上 、トゲキッスと打ち合う機会はそうないため、対面では電磁波、ステロを撒いて裏のキッスを削る、ということができれば十分にトゲキッス対策となっています。リザードンらも同様です。
また、ステロを撒くことでエースバーンが通しやすくなる、ゴリランダーの剣舞グラスラで倒せる範囲が広がるなど、エースとのシナジーが高いことから、ステロが刺さる構築にはミミッキュに代わって先発として出していました。
構築の苦手要素を補完してくれた縁の下の力持ちでした。
〇ドラパルト
性格:おくびょう
持ち物:たべのこし
特性:のろわれボディ
実数値:193(236) - 126 - 117(172) - 121(4) - 96(4) - 191(92)
技構成:たたりめ/でんじは/おにび/みがわり
調整意図:HP→16n+1
素早さ→最速エースバーン抜き抜き抜き
残り防御
さすがにエースバーンに弱いなと思ったため、スペックの高いドラパルトを対エースバーンに強い型で採用。
ただ、エースバーンは基本選出でなんとかしていたため、ほとんど出番がなく、最終日に至っては一度も選出しませんでした。
改良を加えるなら間違いなくこのポケモンから。ただ今回は時間もなかったため特に動かしませんでした。
【選出パターン(例)】
アーマーガア入り:ミミッキュorバンギラス・エースバーン・ラプラスorゴリランダー
ステロの通りがいい場合:バンギラス・エースバーン・ラプラスorゴリランダー
※7割以上は基本選出であり、一番パワーがある選出です。ゴリランダーの通りが悪いときのみ他選出を考えてました。
【重いポケモン】
・すりぬけドラパルト…壁ゴリランダー最大の敵。ただ早い段階で出てきてくれればミミッキュやラプラスでどうにかなったり、グラススライダー圏内まで削ればなんとかなったり、そもそも物理ならゴリ押せたりします。バンギラスの圧力に期待しつつ基本選出でゴリ押してました。
・初手ラムエースバーン…電磁波ミミッキュ最大の敵。これが来ると裏のラプラスまで被害甚大です。こうなると技外しを祈るしかなくなります。なお先発でなければなんとかなります。
・ブラッキー…状態異常耐性がほとんどなく、ゴリランダーも通せないのでかなりの難敵。真面目に対策するならエースバーンを選出するべきですが、ブラッキーごときに基本選出を歪まされたくないと考え、見事に返り討ちにされました…。
【おわりに】
今シーズンは現環境ラストシーズンのため、めいっぱい楽しもうと思ってました。そんな中で強い並びが思いついたため、最終日に挑むことに。最終日の朝4時時点で4桁順位になったときはさすがに諦めようかと思いましたが、結果的に2シーズン連続で2桁順位を取れ、最高の形で締めくくることができました。
来シーズンからは大きく環境が変わりますが、まずは色々なポケモンに触れてみたいと思ってます。 とはいえまだノープランですが…。
これからも楽しくポケモンをして、できればまたいい成績を収めたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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